レノボは整備用パーツが豊富な所が最強だと思う

X280のキーボードの矢印ボタンが効かなくなってしまったので、パーツ交換しました。最近のノートPCは表面実装系のパーツが多く、調子が悪い=買い替えを余儀なくされることが多いです。レノボも昔の機種に比べると、ユーザーが保守メンテ(あるいは魔改造)できる箇所が減ってきていますが、キーボードに関しては現行のX13などでも自分で交換ができるみたいです。てことで早速キーボード交換レポを。
交換の手順
レノボのBIOSに入るにはコールドスタートから「F1」

X280はバッテリー内蔵式で取り外し不可のためBIOSからバッテリー駆動をオフにします。BIOSに入るには起動中にF1です。これ、再起動からではなくてコールドスタート時にやらないとダメぽくて、気がつくまでBIOSに入れず軽くハマりかけました。「config」⇒「 power」⇒ 「disable Built-in Battery」でバッテリーをキルすればOKです。

キーボードを外します

X280は裏ブタを外さずに前面からキーボードを交換できます。まずはクリックボタンのすき間にマイナスドライバーを差し込んで外します。

精密ドライバーを使って隠しネジ2個を外します。このネジはどうやらキーボードの基盤から外れることはなく、緩めて本体から切り離すだけでOKです。

さらにマイナスドライバーを使って奥側にキーボードを押し出し、本体のツメからキーボードを外して裏返し、平たいケーブルを取り外します。若干本体とのツメが固いかも。

新しいキーボードをインストール

下に乗っているのが交換用のキーボード。ファンクションキーのアイコンが変わっているのがわかるでしょうか。また、純正ですが残念ながら型番的にバックライトがついていません。

コネクターを奥まで差し込んでからロック。さきほど外したクリックボタン下のネジも新しい方に最初からついているので後は簡単に取り付け完了。写真を撮影しながら約20分程度で終了。

再起動してみると…

自動修復を準備中と出ていますが、これ以上先に進みません。BIOSの初期設定の問題ぽいので、一旦電源を切り、あらためて起動すると問題なく動作しました。とりあえず一安心です。
最後の200系ThinkPad、X280

X280はB5サイズのモバイルノートでThinkPad X200系の最終版。後継機のX390は微妙にサイズアップされてしまったし、All in One になったX12とか以降のラインナップ展開は自分的に「なんか違う」感(笑)があって新しいのを買いそびれております。時節柄、各メーカーとも持ち運びよりもテレワークに対応するノートPCという方向を重視して展開されており、選択肢があまりないのが残念です。当面X280がまだまだ現役で使えそうなので、しばらくは様子見しながら今後の機種に期待する…かChromeBookへいっそ乗り換えかというところでしょうかねぇ。
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リンク先は今回購入したものとは別のものなので、購入の際は各自確認、ご判断ください。
DIYするなら精密ドライバーはあった方が良いかも
リソース
- 記事中の写真は全て編集部の撮影によるもの。
レノボの技術資料ページ
- 推奨するBIOSの入り方 – ThinkPad, ThinkCentre, ThinkStation
https://support.lenovo.com/tr/ja/solutions/ht500222 - キーボードの交換 – ThinkPad X280 ノートブック
https://support.lenovo.com/us/ja/videos/vid500032-keyboard-replacement-thinkpad-x280-laptop