こんにちは。今回は冬場の部屋の乾燥対策についてです。部屋を乾燥させておくと、風邪をひきやすくなるどころか美容にも良くないんですよ。それではいってみましょう。
こんなに恐ろしい「部屋の乾燥」
インフルエンザなどのウイルスの活動が活発になる
部屋が乾燥すると、インフルエンザなどを始めとするウイルスの活動が活発になります。
ウイルスは、加湿されている状態の部屋では水分を含み、水分を含んだ重みで下へと落ちていきます。そのため、人の口や鼻からウイルスが体内に入る確率がグンと減り、ウイルスによる病気にかかりにくい部屋となります。
しかし、乾燥している部屋ではウイルスは水分を含まないため浮遊します。部屋のあちらこちらでウイルスが舞い上がり、口や鼻を通して体内へと侵入しやすくなります。
喉が乾燥し、炎症を引き起こす
部屋が乾燥すると、喉に痛みがでて、鼻水や痰が絡むといった不快な症状を引き起こします。
これは、部屋の乾燥によって、喉にあるせん毛の働きが鈍り、粘膜に風邪のウイルスが付着してしまうからです。
粘膜に風邪のウイルスが付着すると、喉は炎症を引き起こし、痛みを発症させます。そして、咳や鼻水、痰などの不快な症状を引き起こすのです。
肌が乾燥!小じわができやすくなる
部屋が乾燥すると、肌が乾燥します。肌が乾燥すると、ほうれい線や目尻にシワができやすくなります。潤いのある肌をキープして美肌を保つためにも、ほどよく加湿することを心がけましょう。
加湿器いらず!部屋の乾燥対策に行うべき日課4選
洗濯物を部屋に干す
洗濯物を部屋に干すと、一気に部屋が加湿します。大量の洗濯物をかけることで、乾燥によって引き起こされる症状がほぼなくなります。その日一日分の洗濯物を部屋干しすると、乾くのに一日かかるため、一日中、潤いのある部屋になります。
日中、外出をして部屋にいない人は要注意!
ただし、日中、外出をして部屋にいない人は要注意!エアコンや暖房器具などを使用していない時は、湿度は通常に戻り、そこに濡れた洗濯物などを干して過剰に過失をしてしまうと、カビやダニが発生してしまいます。専業主婦や高齢者などの、比較的、一日中、部屋で過ごす方におすすめです。
夜間だけ加湿したい!布団のシーツ一枚もしくはバスタオル一枚の洗濯物を部屋に干す
日中は外出でいないから、夜間だけ部屋を加湿したいという人は、濡れた布団のシーツ一枚もしくはバスタオル一枚を部屋に干すことをおすすめします。濡れた布団のシーツ一枚もしくはバスタオル一枚を干すと、6~8畳ほどの部屋なら快適な湿度を保つことができます。特に夜だけ加湿したい人にはおすすめです。布団のシーツ一枚もしくはバスタオル一枚ほどの洗濯物なら、朝まで十分に乾くので、朝になって干しっぱなしで外出しても問題ありません。
霧吹きで部屋にシュシュッと水を撒く
乾燥しているなと感じたら、霧吹きで部屋に水を吹きかけましょう。部屋の数か所にシュシュッと水を巻くだけで部屋が潤いある部屋に変身します。霧吹きでの加湿で良いところは、自分で加湿具合を調節できることです。吹きかければ、瞬時に加湿することもでき、おすすめです。
ほうれい線予防にも!マスクをつける
部屋が乾燥すると、肌への影響が心配です。そのようなときはマスクを着用してみてはいかがでしょう。マスクをつけることで口元が加湿状態となり、ほうれい線ができにくくなります。喉の粘膜も守れて一石二鳥です。
暖房器具の上に洗濯物を干すのはNG!雪国ではこんな怖い事故が毎年発生!
エアコンをつけて洗濯物を干すのは問題ありませんが、怖いのはストーブやファンヒーターの真上に洗濯物を干す行為です。何かのはずみで過って洗濯物が落下した場合、火事になります。
特に雪国ではこういった事故が毎年、多く見られます。雪国では外に洗濯物を干すと凍るため、部屋の中に干すのが主流です。そして、エアコンだとなかなか温まらない上に電気代がかかるため、ストーブやファンヒーターで暖をとる家庭がほとんどです。
今でこそ、雪国でも使用可能なエアコンなどが販売されていますが、まだまだ普及率は低く、ストーブやファンヒーターを使用する世帯が多いため、毎年、このような事故に見舞われています。皆さんも、洗濯物を干すときは暖房器具の真上ではなく、少し離れた場所の横に干すようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?加湿器をわざわざ使わなくてもいろいろ方法があるんですねー。くれぐれも火災には注意しましょうね。