[終了]「チームラボ 偕楽園 光の祭 2021」に行ってきた (茨城・水戸)
展覧会「チームラボ 偕楽園 光の祭」が、茨城県水戸市にある日本三名園・偕楽園にて3月1日より開催中です。本展は、120年以上の歴史をもつ「水戸の梅まつり」に併せて開催されるもの。会期中には、約100品種3,000本もの梅が偕楽園に可憐に咲き競います。
展覧会では、長い歴史を持つ偕楽園の森や庭そのものを使い「長い生命の連続性」を表現することを試みた全8作品が公開されています。偕楽園の梅林の約1500本の梅がインタラクティブに光り輝く作品は、非常に幻想的。編集部では開催に先だって2月26日に行われた報道内覧会を取材しました
- 取材ご協力:チームラボさま
- 記事中の写真は報道内覧会にて編集部が撮影
会場レポート
偕楽園は、国の史跡及び名勝に指定された江戸後期(1842年)の池泉回遊式庭園。金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつ。庭園には約100品種、3,000本の梅が植えられ、梅の名所として広く知られています。様々な品種があるため、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長期間にわたり梅が咲き渡ります。
「チームラボ 偕楽園 光の祭」はチームラボの「Digitized Nature」というアートプロジェクトの一環でもあります。これは、非物質的であるデジタルテクノロジーにより、自然を破壊することなく「自然そのものが自然のままアートになる」というもの。
「時期によって様々な種類の梅が変わりながら咲き渡る春の偕楽園が、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変化する」という説明の通り、単なるライトアップと違い、そこにいる人々に作品が呼応することで無限に変化し続けるアート空間を楽しむことができます。
1,500本もの梅が光り輝く幻想的な世界
好文亭の前に広がる1,500本もの梅林が光り輝く作品「生命は連続する光 – 梅林」。梅の光はそれぞれ自立していて、ゆっくりと明滅。人が近くを通ることで反応します。明滅する梅の光が照らす園内をさまようように歩くと、写真や動画では表しきれない、夢の中のような体験を味わえます。
梅の光は、人々が近くを通ると強く輝き、音色を響かせる。そして、その木の光は放射状に梅の木に伝播し、音色を響かせながら、連続していく。梅林の奥の方から光が押し寄せてくれば、向こうに人がいることを意味する。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識するだろう。
(プレスリリースより)
観光には「水戸漫遊一日フリーきっぷ」が便利
JR水戸駅からだと偕楽園まで約2キロ。歩けなくもないですが、2月13日~3月21日までの期間はバスターミナル他で茨城交通が「水戸漫遊一日フリーきっぷ」を販売しています。これは茨城交通以外にも関東鉄道、関鉄グリーンバスの水戸周辺の観光地域の路線バスを1日100円で乗り放題になるというパス。偕楽園はもちろん、徳川ミュージアムから弘道館のエリアまでカバーしているので、おすすめです。水戸観光の記事について姉妹サイトの方でも紹介する予定です!
開催概要 「チームラボ 偕楽園 光の祭」
最新の情報や詳細については公式サイトをご確認ください。
- チームラボ 偕楽園 光の祭
- 会期: 2021年3月1日(月)~2021年3月31日(水)時間: 18:00~20:30 (最終入場20:00)
- 会場: 偕楽園(茨城県水戸市常磐町1丁目)
- 主催: 茨城放送
チケット
- 販売期間:発売中~2021年3月31日(水)
- 大人: 1,500円
- 中高校生: 800円
- 小学生以下: 無料
展覧会公式チケットサイト
偕楽園へのアクセス
車
- 常磐自動車道 水戸I.Cより約20分
- 北関東自動車道 茨城町東I.Cより約20分
- 北関東自動車道 水戸南I.Cより約20分
※梅まつり期間中は、駐車場及び周辺の道路が大変混雑しますので、公共交通機関をご利用ください。
電車
- JR常磐線 水戸駅~水戸駅北口偕楽園行きバスで約20分
- 梅まつり期間中、JR偕楽園臨時駅が開設。
バス
- 「好文亭表門」停留所降車→表門まで徒歩約5分
- 「偕楽園東門」停留所降車→東門まで徒歩約3分
- 「偕楽園前」停留所降車→東門まで徒歩約3分
- 「偕楽園」停留所(終点)降車→東門まで徒歩約5分
- 「千波湖」停留所降車→東門まで徒歩約10分