落とし物 – ススミカマガジン

先日、小田急線のシートに忘れられていた定期券を駅員さんに届けたところ、「はい、ではありがとうカードお渡しします！」と言われ、いただいたのがこの「ありがとうカード」。 「お客様のご厚意に感謝いたします」とあり、駅の番号も「OER39」、要はサンキューとなっています笑。裏面はお礼状になっていて、発行駅で駅員さんの印鑑を押すエリアが。後述の「お忘れ物お引取り券」はもらったことがあるから知っているけど、ありがとうカードは初耳だよな…と思ったら、結構Twitter、じゃなくてXで時々話題になっているものみたいですね。 そして、お忘れ物お引き取り乗車券という、ネット上にほとんど情報のない謎の乗車券で回収に！ 小田急の神対応に感動した話。「ありがとうカード」と「お忘れ物お引き取り乗車券」って知ってる？(続） 神対応！「お忘れ物お引き取り乗車券」って知ってる？ 小田急線で忘れ物をし、拾得駅に取りに行く場合は駅員さんに相談すると「お忘れ物お引き取り乗車券」が発行されます。これは拾得駅までの往復運賃を小田急さんが持ってくれるという神対応切符。自動改札は通れず有人改札専用です。忘れ物回収のための特例切符のため、指定区間外を乗車すると料金が普通に発生します。 写真のものは、2017年の年末に編集長が車内にカバンを忘れた時に、発見された忘れ物は小田原に行ってしまっており、その際に発行してもらったもの。小田急電鉄のFAQにもその存在が記載されておらず現在も発行されているのかどうか、不明です…。ネット情報では2020年にこの乗車券を使用した人がいるようですので、忘れ物を遠方の駅に回収に行く場合は念のため駅のスタッフに確認してみると良いかもです。 お忘れ物お引き取り乗車券の裏面 2017年編集長撮影 現在もあるのか未確認… 小田急で落とし物をしたらどうしたらいいの？ 忘れ物が発見された場合、拾得駅で２日から３日程度保管のあと「お忘れ物総合取扱所」に移管され、こちらで三ヶ月保管してくれるということです。この「お忘れ物総合取扱所」は、2019年5月に開設されたもので、登戸駅から徒歩で４分の高架下に位置しています。※なお、傘については約2週間で処分されてしまうようです。 また、小田急の公式サイトからチャットボットで問い合わせも可能…ですが、こちらは主要駅の電話番号を教えてくれる程度、別に落とし物を探してくれるわけではありません…。そのうちAIが活用されれば変わるのかしら。 関連記事 そういえば、TILEに救われてカードとお金を回収できたこともありました…こちらは小田急ではなくて神奈中バスの旅。特に「お忘れ物お引き取り乗車券」はなく、しっかり自腹でバスに揺られて本厚木の奥の方へ行ってきました… https://susmca.com/tile-lost-found/ リソース 写真は編集部によるもの 小田急電鉄の公式サイト：https://www.odakyu.jp/