スゴおに – ススミカマガジン

JR東日本が運営する「NewDays」の人気おにぎりシリーズ『スゴおに』。従来のおにぎりの概念を超える”異次元おにぎり”は、その見た目やボリュームの「異次元」さに、ネット上でも「絶対に開発陣に小学生が混じっているはず」などと話題を呼び、発売1年で累計137万個、約4億3千万を売り上げた大ヒット商品となりました。 歴代の『スゴおに』大集合JR東日本クロスステーションさんにて編集部撮影 今回ススミカマガジン編集部は、JR東日本クロスステーションさんの本社を訪問、『スゴおに』の開発担当者さんからお話を伺うとともに、6月から発売となる新ラインナップ『至福の♡スゴおに』について取材して来ました。 動画 歴代スゴおにを全紹介するコンテンツ、題して『スゴおに図鑑』をアップしました。ぜひチャンネル登録もよろしくお願いいたします！ https://youtu.be/mPe3-twD3Kg 『スゴおに』誕生秘話 当初は『異次元おにぎりプロジェクト』だった！？ 編集部が向かったのは、6月で１周年を迎えた『スゴおに』初のメディア向け発表会。この1年で28種類も登場した歴代の『スゴおに』が勢ぞろい。「おにスゴい！」が口癖のイメージキャラクター『スゴおにくん』の等身大（？）のパネルもお出迎え。 ちなみに『スゴおにくん』は商品毎にツノやアタマに乗っている具材が変わります。編集部撮影 早速、開発に携わった増村 卓さん（JR東日本クロスステーション リテールカンパニー 商品戦略部 デイリー食品ユニット 副課長）にお話を伺いました。 「のり弁」「お子様ランチ」さらには「豚骨ラーメン」など、耳も目も疑うような強烈なラインナップが次々登場して話題をよんだ『スゴおに』シリーズ。増村さんからも「異次元」というパワーワード…いやキーワードが何度も飛び出しました。実際に開発当初は「異次元おにぎりプロジェクト」という名前だったそうです。 増村 卓さん（JR東日本クロスステーション リテールカンパニー 商品戦略部 デイリー食品ユニット 副課長）編集部撮影 おにぎりとして美味しいのは当然として、同シリーズのテーマはそこに楽しさと驚きを詰め込むこと。「異次元なボリューム感、異次元な見た目を楽しんでもらえれば」と増村さん。そこには、コロナ禍の暗い世相の中、NewDaysで日々の買い物の中での発見や喜びが学校や職場で少しでも明るい話題を広げることになればという思いもありました。そしてその思いは、社内の新しいものを生み出そうという機運に後押しされ…”異次元”へと加速していきます。 例えば、2021年12月発売の「スゴおに 豚骨ラーメン」は、中華麺、チャーシュー、煮玉子、なると、メンマ、さらにキャベツを豚骨ラーメン風味のご飯でにぎるという商品。 編集部撮影 これだけの具材ともなると手作業でおにぎりにするしかなく、ご飯を炊く以外はすべて手作業という「ひとつひとつが異常な工程数」（増村さん）をかけて製造されているそうです。駅ナカで具沢山のおにぎりをお弁当のように食べてもらいたいという、NewDaysさんならではコンセプトが、他社との大きな差別化になった形といえるでしょう。 ※この写真2点のみJR東日本クロスステーション リテールカンパニーさまご提供 次のページでは、一番売れた『スゴおに』、そして一番売れなかった『スゴおに』をご紹介！ 一番売れた＆売れなかった『スゴおに』は？ 一番売れた『スゴおに』は「スゴおに のり弁にぎりました」。 『のり弁にぎりました』 編集部撮影 白身フライ、タルタルソース、ちくわ天、唐揚げ、卵焼き、きんぴら、おかかの７種類の具材を丁寧に包んだ、まさにのり弁のようなおにぎり。開発者からは「究極のスゴおに」と呼ばれる、デパートのメニューを再現したかのような「お子様ランチにぎりました」、先程の「豚骨ラーメン」も人気が高かったそうです。 編集部撮影 肉がデカすぎて失敗!？ 編集部撮影 逆に苦戦したのは…「鬼に金棒カツ」。かなり美味しそうに思えるのですが…。恵方巻のテイストを取り入れた「異常に長いカツ」を開発したものの、食べづらさとか、肉が大きすぎだったなど、「配慮が足りなかったかも」と増村さん。成功・失敗の理由とも小学生のアイデアみたいな振り切れ具合がスゴイ…。 鬼に金棒カツ 編集部撮影 なお、一番売れた『のり弁にぎりました』の方は『スゴおに』一周年を記念して6/21(火)～7/18(月)の期間限定でタルタルソース増量で登場します。※販売エリアは首都圏・長野・東北（青森・秋田のぞく）。「鬼に金棒カツ」もぜひ斜め上方向に進化してリベンジをして欲しいものです！ さて、次のページでは新ラインナップ『至福の♡スゴおに』が登場。 女性に食べて欲しい、美味しくてカワイイ『スゴおに』たちをご紹介します。 『スゴおに』6月からの新ラインナップは女性向けも 『スゴおに』２年目の展開としては、早くも2022年6月21日(火)より順次発売の「至福のスゴおに」がスタンバイ。「女性に食べてほしいスゴおに」をコンセプトに開発された新ラインナップ「生ハム＆チーズ」「サバ明太」「穴子わさび」「明太海苔チーズマヨ」（各240円税込）、さらに「濃厚ほたてバター醤油風味」「辛子明太子」（各260円税込）といった「至福の♡スゴおに」が次々と登場します。 カバンの中に入れても具材が潰れないパッケージからも伝わる具材のプチ贅沢感。担当者さんイチオシという、「生ハム＆チーズ」には生ハムが贅沢に2枚も。なめらかなクリーミーチーズとビネガーソースをあわせた、まさに自分へのご褒美的な一品ですね。 お値段、ボリュームもやや控えめとなり、オフィスランチから、行楽など、手軽に食べられるお弁当として重宝しそうです。個人的には昼時の移動で時間がない時にちゃんとご飯が食べられそうでいいなと思いました。 おにぎりの概念を突破せよ！まだまだ続く『スゴおに』の挑戦 「至福の♡スゴおに」を発表する一方、こんなのも開発中。右の商品は「スゴおに 魅惑のタコパおにぎり」。なんと、たこ焼きパーティーをイメージした『スゴおに』だそうです。具材もタコパそのままで、たこ焼き、コーン、エビ、ウインナー、キムチ、チーズ。書きながら異次元の世界です笑。 さらに、アフターコロナを見据えインバウンド需要の中で、外国人観光客にバズるような『スゴおに』も展開して行きたいとのこと。「世の中にある食べ物の要素を詰め込んで、自分たちですごいと思うもの、皆さんのさらなる期待を超える『スゴおに』を今後も出していきたいと思います。」（増村さん） リソース JR東日本クロスステーションリテールカンパニーさま、同PR事務局さま記事中の写真は広報事務局さまご提供のもの、および編集部による撮影 関連記事 「Suicaのペンギンの本名を20周年記念グッズの取材で知った」 https://susmca.com/suica/

今まで一番売れた『スゴおに』は？NewDaysさんに異次元おにぎり誕生秘話と新商品『至福の♡スゴおに』について聞いてきた