《ネックファンの効果は？》大山・女坂を「Kirala Air Nino」をつけて登ってみた

ハイキングから本格的な登山まで、思い思いに山を楽しめる、大山。2021年の夏はコロナ禍の影響もあり、残念ながら「大山絵とうろうまつり」は中止ですが、8月11日から15日までのケーブルカー夜景運転とライトアップ実施されます。編集部は8月10日に36度超えの炎天下に、現地を取材してきました。夜景運転の当日じゃなくて前日？と思うかもしれません。それはこの記事がネックファンをアウトドアのアクティビティに投入して効果を検証するという企画だからです！

Kirala Air Ninoについて

レビュー用にメーカーさんよりお借りした、Kirala Air Nino。7月に発売されたばかりの同商品は、マイナスイオン発生機能付きのネックファン。65もの送風口から首の周囲を360°取り囲む涼しい風を送風、マイナスイオンを放出することで日射しから髪と肌を守るという仕組みです。

満充電までの時間は約4.5時間。風量は３段階に切り替えることが出来て「弱」モードでは約６時間稼働。USB-C端子経由で充電できるため、モバイルバッテリーからも給電が可能なのが便利です。

アームは左右８cmに可動。見た目がオシャレでスッキリしすぎていて一瞬悩みますが、送風口は上にして装着するのが正解です。

ということで、この Kirala Air Ninoを首にかけて炎天下の大山へ出発。

この日の神奈川は36度超えの猛暑。

大山ケーブルカー駅へは、小田急線の伊勢原駅から神奈中バスで30分。通常はケーブルカーで阿夫利神社駅まで上がります。今回はケーブルカー夜景運転のベストスポットを探しながら、女坂を徒歩で登ります。メーカーさんよりお借りしているKirala Air Nino。「弱」で約6時間、「強」だと約2時間ほどバッテリーが持つということです。USB-Cからチャージが可能なので、念の為モバイルバッテリーも携行して出発。

大山ケーブルカー駅を右にみながら徒歩で阿夫利神社を目指します。大山には男坂・女坂があり、女坂の方はゆるやかで快適…とか、みんな書いてますが、
普段アウトドアと無縁な人から見ると普通に登山ですのでご注意。中間の大山寺までは、まぁまぁキツイくらいの坂道ですが、その後は極端な勾配が続き、フラフラになります。

この日は神奈川は36度超え。伊勢原市の熱中症情報もWBGT近似値が「危険」となっていて、山の中なのに焼けるような日差しが照りつけます。Kirala Air Ninoは女坂のふもとからはフルパワー稼働。阿夫利神社下社までは約40分。十分持ちます。

試しにネックファンを外してみたら…

熱中症に注意して給水しながら上を目指しますが、滝のように汗が流れてきて全然涼しく思えません。

ネックファンは全開なのですが、もしや意味がない？と思って試しにスイッチを切ってみたら、背中から首にかけて殴られるような熱気が！すぐに頭がクラクラしそうです。さすがにクーラーにあたるような涼しさは得られませんが、首まわり中心が冷却されることでなんとか熱中症まで行かずに持ちこたえられていたのでした。※このガジェット、決して「限界を超える」のが目的の商品ではありませんので、無理は禁物です…。