タイトル名にびっくりしますが、素直な作者の気持ちがストレートに伝わってくる良い作品です。
データ
- 作品名:「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」
- 作者:宮川サトシ
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内容
母を亡くした作者が、母を亡くした後の日常を、母が亡くなる前の日常を交えながら描いていきます。生きている間、母に対し、煩わしいと思っていたことが、母がいなくなることで、それがどれだけ有難いことだったのかを知ることができます。日常のほんの些細な出来事を通し、母がいるときと、いないときで、随分と感じ方、捉え方が変わっていく作者の様子が伺えます。
推しポイント
- 死んだ人を、どこかでまだ生きているんじゃないかと感じてしまう不思議な感覚が手に取るように分かります。
- 親のありがたみを深く感じさせる漫画です。
親を大事にしようと思える漫画!
まだ親が亡くなっていない人が読んだら、とてもラッキーな漫画だと思います。親孝行したいときに親はいないといいますが、親を亡くした宮川さんの漫画を読めば、親と死に別れていなくても、親のありがたさがどういうものなのか、非常に分かりやすく伝わってきます。親が生きているうちに、今すぐ親孝行がしたい!そんな気持ちにさせてくれる漫画です。