Nothing Ear (2)のアクティブノイズキャンセレーション機能を使ってコワーキングスペースで集中できるのか検証《体験レビュー》

2023-04-13

投稿:ススミカマガジン編集部
記事中商品の購入で当サイトが報酬を得る場合があります

Nothing Ear (2)のアクティブノイズキャンセレーション機能を使ってコワーキングスペースで集中できるのか検証《体験レビュー》

今回は、話題のワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」のノイズキャンセリング機能を駆使し、コワーキングスペースで集中力を維持して作業するのに役立つのか、実際に検証してきました。

60万台以上を売り上げたEar (1)の進化形として2023年3月末に登場したNothing Ear (2)は、ハイレゾ音源に対応する”究極のワイヤレスイヤホン”。11.6mm のカスタムドライバーを搭載し、専用アプリと連携することで、ユーザー毎の最適な聴こえ方をチューニングするパーソナルサウンドプロファイル、さらに、最大40dBのノイズ低減を実現する、アクティブノイズキャンセリングを搭載しています。

blank

コワーキングスペースでの「困り事」をNothing Ear (2)のノイズキャンセリング機能で解決してみる

編集部は、取材の拠点としてコワーキングスペースを利用しています。24時間利用可能でコーヒーも飲み放題と、環境は良いのですが、共用スペースのため静かな環境が保障されているわけではありません。
カフェと違い、コワーキングスペースには独自のルールがあり、席での通話やオンライン会議はOKとされています。そのため、他の利用者が長時間の通話を始めると集中力を維持することはなかなか難しくなってしまいます。

対策として、コンビニで手軽に購入できる安価なイヤホンを試してみましたが、大声で通話する声をかき消すためには激しめの音楽&大音量にする必要があります。そうなると、今度は仕事に集中することが困難となってしまうという困り事が。そこで今回、Nothing Technologyさんより「Nothing Ear (2)」を提供いただき、実際にコワーキングスペースでノイズキャンセリング機能によって集中力を維持できるのかを検証してみます。

blank

手始めに、移動の電車内でノイズキャンセリング機能を使用。ロマンスカー車内ではしゃぐ幼児が、ノイズキャンセリングをオンにした途端、気配ごといなくなりました。驚くを通り越して怖いくらい。また、線路からのノイズ音も大幅に軽減されています。これらの恩恵は、ノイズキャンセリングをオフにした時の外音の大きさでさらに実感します。これは期待ができそう。

てことで、片瀬江ノ島到着。

実際にコワーキングスペースで誰かが通話するのを待つ

Nothing Ear (2)を携えて、江の島にあるコワーキングスペースに来ました。ここは最高の景色を眺めながら仕事できるのが自慢、おそらく日本でも最高の景観を誇るオフィス(のひとつ)ではないかと思っています。

blank

早速Nothing Ear (2)を装着。本体は特徴的なスケルトンの充電ケースに収められています。2020年にロンドンを拠点に設立されたNothing Technologyは、今注目のベンチャー企業。ダイソンに14年以上勤め、デザインを担ってきたデザインディレクターが参加しているそうで、オシャレなデザインの理由にも納得がいきます。

blank

充電ケースへはUSB Type-Cによる接続。フル充電で最大36時間の音楽再生が可能。急速充電では10分の充電で最大8時間の再生が可能、さらに最大2.5Wのワイヤレス充電にも対応しています。

スマホ等のデバイスとの接続は、ケースのボタンを押して行います。イヤホンに電源スイッチはなく、接続完了後に耳に装着すると自動的にスイッチが入ります。タッチ式ではなく、プレス式のコントロールが採用されており、ノイズコントロール以外に、再生/一時停止、前後スキップはもちろん、音量のアップ/ダウンや音声アシスタントなどをカスタマイズして左右ごとに割り振ることが可能です。

blank

今日のコワーキングスペースは普段よりも空いており、いまのところ聞こえるのは施設内のBGMや空調の音程度です。ノイズキャンセリング機能を試してみると、これらすらほとんど消えてしまいました。さすがにコーヒーマシンが豆を挽く音までは消せませんが、それでもかなり遠くの方で何かが揺らいでいるような感覚。特に気にはなりません。

blank

Nothing Ear (2)には、低・中・高の3段階のノイズキャンセリング機能に加えて、環境に合わせてノイズ低減レベルをリアルタイムで自動調整するアダプティブ・モードが搭載されています。検証は、主にアダプティブ・モードで行いました。なお、外音を聞けるトランスペアレンシーモードというのもあり、誰かに話しかえられた時など、いろいろ使い手がありこちらも便利です。

また、ノイズキャンセリング機能を使うだけでもかなりの効果がありますが、音楽をかけることでさらに自分だけの世界へ没頭できます。

とても良かったのは、音楽を大音量にする必要がない点。

blank

静かな音楽を小さな音量で流しておくだけで、十分に仕事に最適な環境が手に入ります。この環境で仕事をすれば、集中力が高まり、生産性も向上することでしょう。

シュレッダーの騒音にも耐える

さて、今回のメインイベント。迷惑利用者を想定し、長時間の電話やオンライン会議が行われているような状況でもノイズキャンセリング機能が有効かを検証します。いつもとは逆で、騒がしい利用者の入室を今か今かと待っていると、コーヒーマシンのかすかな振動音が妙に長く続くことに気が付きました。ノイズキャンセリング機能をオフにしてみると、近くでシュレッダーを延々と稼働している利用者が。

シュレッダーからはかなりの騒音が発生していましたが、なんとなく音がする、程度にキャンセルされていました。普段ならこの時点で撤収していたに違いありません…。

至近距離からの通話は、ある程度音楽の音量が必要か

さらにしばらくすると、別の利用者が待望?の通話を開始。やっと検証できる(笑)。さきほどシュレッダーの機械音はほぼ完璧に無効化しましたが話し声はどうでしょうか。

今回、目的が検証なので、すぐに終了されると逆に困るため…長電話でお願いしますと祈りながら、ノイズキャンセリング機能をオン。結果、普通の音量であるとか、ある程度離れた席での通話であれば、ほぼ問題なく消音化され、検証は大成功。

ただし、さすがに至近距離で声を張り上げられると、遠くで聞こえる感じになるとは言え、ノイズキャンセリングをかけても会話内容が聞き取れるレベルという結果に。もっとも、この場合でもある程度のボリュームの音楽をかけることで、まぁまぁ気にならないレベルまでもって行けます。※ベストはこの手の利用者に遭遇しないことではあるという点は変わりません、精神衛生上…。

今回の結論:Nothing Ear (2)のアクティブノイズキャンセレーション機能はコワーキングスペースと相性が良い

ノイズキャンセリング機能の優秀さが大きなポイントとなり、Nothing Ear (2)とコワーキングスペースでの仕事はとても相性が良いという結論。今回はコワーキングスペースでの悩み解決をメインとしたので、大きくは触れませんでしたが、専門メディアさんが既にレビューされているとおり、同製品は音質、操作性も非常に優れています。

また、イヤホン本体は防水および防塵規格 IP54 に、充電ケースは IP55に準拠しているのも安心感があります。ただし公式サイトによると防水 / 防塵性能は永続的ではなく、経年劣化により保護機能が減少する場合があるということです。また、シャワーや入浴、水泳の際のイヤホン装着は非推奨ということです。

blank

個人的には専用アプリ「Nothing X」との連携により、パーソナルサウンドプロファイルを作成できる点がとても気に入っています。アプリ上で行うヒアリングテストは、それこそ集中しないと眠くなってしまいます(笑)が、聴力に合わせてリアルタイムでイコライザーのレベルを調整してくれます。

全手動のややこしいオーディオ機器も大好きですが、細かいことを考えずに最適な結果が得られるNothing Ear (2)、技術の進化には本当に驚くとともに感動してしまいます。

以上、Nothing Ear (2)ついて検証レビューでした。コワーキングで使用という点に特化している分、ご紹介しきれていない高品質な機能/スペックがまだまだ搭載されています。この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみて下さい!それでは。

リソース

Nothing Ear (2)のスペック詳細については、公式サイトをご確認下さい

  • 記事ご協力:Nothing Technology PR 事務局さま(商品サンプルご提供)
  • 記事中の画像・写真は編集部撮影によるもの

公式サイト

blank

Nothing 日本公式サイト

Nothingはロンドンを拠点とするデジタル製品企業で、人と技術の間にある障壁を…
jp.nothing.tech