小田急電鉄が新型ロマンスカーの設計に着手 2029年3月の運行開始を目標
アイキャッチ画像:特急ロマンスカー・EXE(30000形)
小田急電鉄株式会社は、2029年3月の運行開始を目標に、新型ロマンスカーの設計に着手したことを発表しました。今回の新型ロマンスカーは、小田急線開業100周年に向けた一環として計画されており、歴代ロマンスカーの伝統を引き継ぎつつ、より上質な移動時間を提供する車両を目指しています。
新型ロマンスカーの車両の内外装デザインは、「株式会社COA一級建築士事務所」が担当。同社の地域とのつながりや、利用者への配慮を大切にした設計実績が小田急電鉄の理念に通じるている点からの採用となりました。車両設計は、日本車輌製造株式会社が担当、これまでのロマンスカー製造における経験と実績が活かされます。
新型ロマンスカーは、箱根への観光特急として人気を博した「VSE(50000形)」の後継車両であり、通勤やショッピング用に使用されていた「EXE(30000形)」の代替車両としても位置づけられています。
「株式会社COA一級建築士事務所」のコメント
私たちは建築の設計を通じて、人と自然が混ざり合い、人と人のつながりを生み出す場をどのようにつくり出すかを考えてきました。鉄道も、場所と場所、人と人をつなぎ人々の交流を生み出す私たちの生活に必要不可欠な存在です。誰もが快適な空間で楽しい時間を過ごすことができ、ワクワクするような経験ができる車両を探求していきたいと思っています。伝統を継承しながら進化を続けてきたロマンスカーに、新しい息吹を吹き込み、多くの人々に愛される車両デザインを目指します。(小田急電鉄のプレスリリースより)
- 参照:小田急電鉄プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001242.000012974.html