平成VS令和!?期間限定復活「チキン南蛮」の試食会が本当に新旧対決だった件

- 新商品のポスター
全国のモスバーガー(一部店舗除く)にて、2020年1月下旬より「チキン南蛮」が期間限定で復活販売されます。『MOS キャストが選んだおいしい日本!総選挙2020』と題したアンケートで、圧倒的な支持を得た「チキン南蛮」。2006年より過去6回も登場しているこの人気商品をただ復活させるだけではなく、今回さらに、令和の時代の新しい「チキン南蛮」をテーマにした新商品も登場するということで、1月15日に行われた新商品発表会を取材してきました。
- 取材ご協力 モスフードサービスさま
- 記事中の写真はすべて編集部の撮影。:記事内の画像、文章、写真の転載及び引用をすべて禁止します。
MOSキャスト2,262人が選んだランキング!

- 安藤 芳徳氏(株式会社モスフードサービス 執行役員 マーケティング本部長)
”MOS JAPAN PRIDE”というモスバーガーのスローガンは、 もともとは内部キャスト向けのスローガンだったということですが、 日本生まれのチェーンとして創業以来培ってきた革新のスピリットとおもてなしの心、和の職人の心意気を表しているそうです。
『MOS キャストが選んだおいしい日本!総選挙2020』は、「お客様にもう一度食べてほしいモスの復活メニュー」のアンケート。 昨年7月頃から2,262人ものMOSキャストより回答を集めたもので、モスフードサービスの安藤マーケティング本部長の言葉を借りると「モスのことを良く知っているキャストが選ぶ、書籍で例えれば「本屋大賞」のイメージ」とのこと。
ちなみに下記は総選挙の結果。
『MOS キャストが選んだおいしい日本!総選挙2020』
- 1位:チキン南蛮
- 2位:ホットチキンバーガー
- 3位:釧路ザンタレバーガー
- 4位:ざくざくラー油バーガー
- 5位:ビフカツバーガー
- 6位:タレカツバーガー
- 7位:XO醤チキンバーガー
- 8位:バーベキューモスバーガー
平成の「王道」 VS 革新の「令和」
- [左] 復活の王道、平成版の「チキン南蛮」
- [右] 令和の新商品、革新の「サワーチキン南蛮」
今回発売されるのは、和食の職人でもある担当者が出がけた王道の平成版「チキン南蛮」、そして新進気鋭の女性担当者が女性の視点で開発した新作「サワーチキン南蛮」の2種類。王道の平成、革新の令和ということで味の食べ比べも楽しみなところですが、新商品発表会も両商品の担当者が火花を散らす(?)対決仕立てプレゼンに。

- [左] 上村 優氏 株式会社モスフードサービス マーケティング本部 商品開発グループ リーダー
- [右] 荒木 光晴 株式会社モスフードサービス マーケティング本部 商品開発グループ チーフリーダー
ルーツは「宮崎の郷土料理」 王道の平成・「チキン南蛮」
まずは先攻(?)の荒木チーフリーダーが復活の「チキン南蛮」を紹介。

- 「チキン南蛮」
「チキン南蛮」は2006年に九州エリア限定で初登場、宮崎県の郷土料理をハンバーガーとして再現。特製の醤油ダレで味付けした国産鶏のむね肉(一枚肉)を、低温と高温の油による二度揚げで柔らかく調理、オリジナルの七味唐辛子などの隠し味にもこだわりが。和風だしのきいた醤油ダレのシンプルな味わいで幅広いお客さまに楽しんでいただけます、と開発担当の荒木チーフリーダー。
女性の意見が世の中を動かす新しい時代のハンバーガー 令和の革新・「サワーチキン南蛮」
対して、女性の意見が世の中を動かしていく新しい時代へ向け、あえて20~30代女性にターゲットを絞ったという、令和の新商品「サワーチキン南蛮」。担当は今回が新商品発表会デビューという、新進気鋭の開発者・上村チーフ。

- 「サワーチキン南蛮」
すでに安定した王道のおいしさを確立している「チキン南蛮」に対し、新時代の「チキン南蛮」を提示するためには、かなりの試行錯誤があったということですが、ハーブやペッパーが香るサワークリームを採用。形状の違う4種類のハーブを加えることで味の広がりを狙うなど、斬新で今風な仕上がりに、さらに女性目線でトマトも追加。「チキン、ソース、野菜を頬張ることで新しい味のハーモニーが楽しめます。」(上村チーフ)。
食べ比べレビュー!
編集部も新旧両方の「チキン南蛮」を試食しました。まずは、平成の「チキン南蛮」から。思っていた以上にあっさりと軽い味わいで、こだわりの和風だしやマヨネーズ、七味唐辛子などの味が口の中に広がります。シンプルで飽きがこない美味しさは、まさに王道、過去6回もの登場も納得です。

- 「チキン南蛮」
その王道の「チキン南蛮」の担当である、和の職人・荒木チーフリーダーをして「かなり攻めた商品になっているので、ご年配のお客さまに受け入れられるのか不安もあるが、勇気のある挑戦」とのコメントを受けた、令和の「サワーチキン南蛮」は…。
- 「サワーチキン南蛮」
どちらかと言えば年配チームに所属するわけで、しかも酸っぱいものは基本苦手な編集長的には…と思ったら、あれれ、これは美味い!これが上村チーフのおっしゃっていた、新しい味わいか!
たしかにサワークリームだけだとちょっと個性的すぎる味と言えるのかもしれませんが、一度にかぶりつくことで、個性的な味わいがひとつになり、進化した「チキン南蛮」の新しい味のハーモニーが完成します。20~30代の女性がターゲットの商品ということですが、そうでない方もぜひ体験してほしいと思います。
編集後記(今回100%感想)
昭和から平成の時代は「個」の時代で、仕事にしてもエンタメにしても、一人のヒーローが周りを引っ張っていく時代でした。そして平成の後半から令和の時代にかけては、コラボしあうことで全く新しい別のものが出現する、良い意味での「みんな」「チーム」の時代だと言えるのではと思います。
新旧両方の「チキン南蛮」を食べ比べながら、同じテーマの商品でありながら両者の味の違い以上に、背景にあるコンセプトや立ち位置の違いが見える(味わえる)のが面白いな、と思っていました。そういった意味での比較も含めて、ぜひ両方食べ比べてほしいなぁというのが率直な感想です。1月23日からの発売ということなのでぜひ。
商品概要
- 商品名・価格:「チキン南蛮」(362円+税) *復活商品
- 「サワーチキン南蛮」(455円+税) *新商品
- 販売期間:2020年1月23日(木)~3月中旬 *期間限定
- 販売店舗:全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)
モスバーガーのWEBサイト
