今のマンションに引っ越してから気になっていたこととして、キッチンの換気扇や浴室乾燥機を使うとまるで車の中にでもいるような風切り音が発生するというのがあります。どこで鳴っているのか調べていくと、窓サッシの隙間でした。換気扇を使って部屋の空気を排気するということは、24時間換気口と隙間から吸気も同時に行っているということになります。なまじっか密閉度が高いマンションの構造のせいで、数少ない隙間部分に吸気が集中することで笛のような状況が起こるのが原因のようです。

過去記事で24時間換気口を掃除してダクトを変更しました。これで吸気口がしっかり確保されれば改善する場合があるようですが、うちの場合は換気扇を強モードにすると耐えられない大きさで笛がなってしまうので、サッシの隙間を埋めるDIYをしてみました。今回あんまり写真がないのでサクッと説明して行きます。

今回埋めたいの引違いのサッシの隙間部分。引違い部分の隙間が微妙すぎ、通常の隙間テープだとぴったりの厚みで埋めきれそうもありません。隙間テープ自体は幅や厚みなどでいろいろバリエがあり、ぴったりはまればそれにこしたことはないのだけども…。と思って探していたら「モヘアテープ」なるものを発見。

粘着テープの反対側には毛になっています。毛なので、ウレタン式のに比べると密閉度自体は落ちるはずですが、今回のように微妙な隙間の場合はいい感じに潰れることでフィットしてくれるはず。



取り付けは、通常の隙間テープと同じ。今回はアルコールで窓枠部分を脱脂してから定規で方向性をつけながら貼っていきました。
完成した状態。
結果…すごく良い部分と使いやすさとのトレードオフ部分も

毛の部分が潰れることでぴったり密着。目論見通り、浴室乾燥機とキッチン換気扇を全力で回しても、ほとんど音がしなくなり、DIYは大成功!ただし、隙間がなくなったことの弊害も多少あります。密着するがゆえにサッシを締める時、カギを掛ける時がめちゃめちゃ重い!洗濯物を片手に軽い気持ちで窓を開けようとすると、下手すると腕を痛める重さ。また、気圧の関係で換気扇を使用中は玄関のドアが非常に重くなります。密閉性が高くなるのも考えもの?と言えなくもありません…。
ともかく、風切り音をなくすことにも成功しました。ケースバイケースではありますが参考になれば幸いです!
そのほか
サッシの戸車の調整も有効のようですが、ウチの窓枠の資料がみつからず、サッシごと壊しそうだったのでやめました…。むしろこっちが有効だったらスミマセン。そして、あくまでも自己責任でお願いします。それがDIYってものですので。
リソース
- 記事中の写真は編集部によるもの
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モヘアテープ
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