Lenovo X220を魔改造*WAN搭載、IPS化
※2018/11/16 追記*互換6セルバッテリーと9セルバッテリーの記事を追加
実はMacやめちゃったんです。
愛機MacBookAir2015も悪くない、というか長時間バッテリー駆動できてしかも超軽量と、とても良いマシンだったんだけど、新しいOSをどんどん出して新製品への買い替えを煽り続けるAppleさんの姿勢に…なんとなく疲れてしまったといいますか。やっぱり自分でメンテ出来ないのってエコじゃないよね?みたいな。
で、ふと目に入った、2年ほど前に中古で買ってバックアップ機になっていたLenovo X220。発売が2011年らしいのでもう7年も前の機材!ところがネットで調べてみると最後の7列キーボード機、最後の本当のx系マシンとかいうことで名機扱いされており、知らなかったんですがLenovoは保守パーツが豊富なこともあって魔改造しまくっている人々がたくさん…。これはレストアしてみるしかない!
ということでぼちぼち2019年なのにLenovo X220を最強にしてみよう企画です。
あれ、すでに全部入り状態!?
スペックを調べてみるとHDDはすでに1TBのSSDに換装済み、メモリも16GBとMAXになっていました。おそらく二年前に購入した時に、メインマシンにするべく手を入れたけど、結局バックアップ機になってしまったのでこのことを忘れていたということのようです。…偉いぞ二年前のオレ!よって、SSD、メモリという一般的な改造はすでに終了していました。予算的に超ラッキー!
ではWANカードを!
Lenovoのサイトでシリアル番号を入力すると出荷時のカスタム仕様がわかります。それによるとどうやらウチのX220はWANカードが搭載できるぽいです。分解してみると果たしてWAN用のアンテナらしきものが…。つまりWANカードを取り付けることでノーパソ単体でのインターネット接続が可能になるんです。
WANカードを購入
いろいろ調べるに、うまく行けばLTEが動くかもなSierra Wireless MC7700をAmazonで購入。
ついでにBluetooth ドーター・カードも発注。特に使わないんだけどせっかくなんで…。
ちなみにこれはBluetooth3.0のようです。4.0でもX220で動作したという報告をAmazonのレビューで見かけましたが、いずれにしても自己責任で…。
ドライバーはSierra Wirelessのサイトで
Lenovoのサイトでドライバーをダウンロードしたりあれやこれしてもなかなか認識してくれず、難儀しましたが結局メーカーサイトで型番検索→順番にダウンロードして検証という泥臭い作業の末、認識。
SIMについて
標準SIMです。SIMスロットが一般的なものと違って逆さの形状のため、マイクロSIM+SIM下駄では無理でした。iijmioのカードを新しく用意しました。速度ですが、残念ながらいまのところ3Gしか掴んでくれません。LTEを時々掴むという書き込みも散見されるのでもしかしたらまだ秘密(ドライバーとか)があるのかも。
バッテリーのもちは?
ほとんど変わらない気がします。(いまのところWANを使う時はBT,WIFiともオフにするようにしています)
さらにIPS液晶へ
検索するとマザーボードを交換してi7化したり(たしかにヤフオクとかで液晶が壊れただけのジャンクが格安で転がってる)、基盤を改造してFHDモニタをつけたりしているツワモノが出てきますが、ここは普通?にIPS液晶に交換。
Amazonのマーケットプレイスで中国の会社から買いましたが、発送は日本国内の倉庫からでした。よって発注から1日半で到着。
バラすのは怖かったけど、実は結構簡単でLCDベゼルさえ割らないように気をつければものの10分。
追記:バッテリーを換装した話2
購入当時についていた3セルバッテリー完全にへたっており、40分くらいしかバッテリーが持ちません。LTEは結局掴めていないものの、3Gで外出先でもネットに単体接続できるのにもったいない。ということで、バッテリーを買い替えました。
その1:Lenovo純正バッテリー3セル
一番小さい3セルバッテリーでも重量が1.13キロあるわけで、こればっかりはMacBookにかないません。しかも大容量モデルのバッテリーは底面から飛び出すというのが美しくないなーと思い。秋葉原のLenovoパーツ専門ショップで純正3セルバッテリーを購入しました。純正なんでお値段はそれなり…です。
これで駆動時間が約2時間に伸びました^^;
取材の行き帰りの電車の中で触る程度ならギリなんとかというところですね。
ただ、画面の輝度最低にしてなるべくネットに接続しないようにして…でたったの120分なのでやはり不便です…。
互換6セルバッテリーを購入
純正が楽勝で1万円越えだったのに対して安すぎる! ※2018年11月15日」追記、筆者が購入したものがamazonで売り切れたようなので、同等品をリンクしました。
他の互換品含め、レビューを読んでると上手く充電できない人もいたようですが、特に問題なく認識。稼働時間も4時間半くらいまでに大幅に伸びました!その分重量も増えましたが…。
多分実質は3時間くらい?
電車の中で作業ができるようになったものの、トンネル等でWANが外れた後、再接続するために膨大にバッテリーを使うようで一気にバッテリー可動時間が少なくなります。あと、もともと燃費が悪く発熱が…という機種とは知ってましたが、排熱のアツサが半端ないです。X220は筐体の左側に排気口がありますが、電車とかで触っているとここからドライヤークラスの熱風が隣の人に…。ちょっとこれはいろいろまずいので、電車内ではなるべく原稿テキストのみの作業等、CPUパワーや通信を使わないことをするように注意シています。
そして9セルバッテリー
6セルバッテリーですがamazonレビューでよくある通り、わずか五ヶ月で劣化。実質60分くらいしか使えない状態になりました。1年間の保証期間はあるものの、交換しても同じ症状にするになるという情報をあちこちで見るに…X280に買い替えかなー。とも悩みましたが。単体でインターネットにつなげる機能は捨てがたく、熟考のすえ、9セル互換バッテリーを入れることに。
これだと7時間、液晶バックライトほぼ前回でもいけちゃいます。ただ、重量が1.7キロくらいまで跳ね上がるので、取材カメラと一緒だとちょっとキツイ…。かといってX280でWWANを使えるようにするにはFHDオプションを追加してさらにWWANユニットを…となるので20万円くらいいっちゃいます。20万円でそれだけの機能が使えるならいいじゃないかという意見も(筆者内)であるのですが、今の機種に愛着もあるし…どうしようかな。
まとめ
いろいろ書きましたが、あと少しだけは最強であることには変わりません笑
Lenovoは保守パーツが自由に入手でき、本体のタマ数も多いため、どうしても最新鋭のマシンが…という人でなければかなり楽しめます。