展覧会みどころと会場レポート 特別展「空也上人と六波羅蜜寺」(東京国立博物館)※動画追加

2022-03-02

投稿:ススミカマガジン編集部
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上野公園映像コンテンツ東京国立博物館

展覧会みどころと会場レポート 特別展「空也上人と六波羅蜜寺」(東京国立博物館)※動画追加

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」会場レポート

重要文化財 空也上人立像

展示風景 
画面奥:重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代 13世紀 京都・六波羅蜜寺所蔵
編集部撮影

平安京に疫病が流行した際、念仏をひろめた空也上人。やはり本展で注目は、東京では半世紀ぶりに公開となる重要文化財 空也上人立像。日本史の教科書で目にしたことのある方も多いと思います。

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重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代 13世紀 京都・六波羅蜜寺所蔵
編集部撮影

運慶の四男である康勝の代表作とされ、上人の姿を写実的に表した立像です。制作されたのは鎌倉時代で、上人がこの世を去ってから200年以上が経過していましたが、つねに市井の人々と共にあった上人への畏敬の念と、口から6体の阿弥陀仏が現れたという伝承を表しています。

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重要文化財 空也上人立像(部分) 康勝作 鎌倉時代 13世紀 京都・六波羅蜜寺所蔵
編集部撮影

口から出る六体の小さな仏は、上人のとなえる「南無阿弥陀仏」の六字が阿弥陀仏の姿に変じた様子を表したもの。実際に「南無阿弥陀仏」と声を出しているかのような喉ぼとけや首筋、一歩前に出す踏みしめた足の力強さなど、動きの描写に無理がなく的確であり、擦り切れたわらじといった細部の質感描写にも余念がない傑作です。

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重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代 13世紀 京都・六波羅蜜寺所蔵
編集部撮影

六波羅蜜寺では正面からの拝観ですが、会場では360度方向から鑑賞でき、鎌倉肖像彫刻の傑作を存分に堪能できます。

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重要文化財 空也上人立像 康勝作 鎌倉時代 13世紀 京都・六波羅蜜寺所蔵
編集部撮影

展覧会図録(2,300円)には、この空也上人立像のポスターなども収録。「空也上人ファンクラブ」のスリーブなどユニークな展覧会オリジナルグッズも並びます。

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日程を工夫して2つの特別展を鑑賞

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展示風景 編集部撮影

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」の会期は2022年3月1日(火)から5月8日(日)まで。平成館の特別展と前後の期間が重なるため、日程を工夫することで特別展「ポンペイ」(4月3日まで)、そして特別展「琉球」(5月3日より)も一緒に観覧することが可能です。※別途事前予約(日時指定券)と観覧料が必要となります。

リソース

  • 取材協力:東京国立博物館さま
  • 記事中の写真はすべて編集部による撮影

展覧会概要

  • 展覧会名:特別展「空也上人と六波羅蜜寺」
  • 会期:2022年3月1日(火)~5月8日(日)
  • 会場:東京国立博物館 本館特別5室、本館11室
  • ※本展は事前予約推奨(日時指定券)です。詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。

展覧会公式サイト