クラゲは眠る必要がないって本当?意外と知らない10のヒミツ

自由研究にも!意外と知らないクラゲのヒミツ

 知っているようで意外と知らないクラゲの生態。この記事ではそんなクラゲのヒミツを10個紹介。

すみだ水族館 ビッグシャーレ 編集部撮影

 今回、教えてくれたのは、すみだ水族館さん。同館では14種700匹もの”すみだ水族館生まれ”のクラゲを飼育。直径7mの日本最大級の水盤型水槽「ビッグシャーレ」や、3つの水槽がつながった「ドラム型水槽」などでクラゲの質感や美しさなどを心ゆくまで堪能できます。また、クラゲを飼育・繁殖作業を行う「ラボ」では、飼育スタッフさんが直接クラゲについて教えてくれ、自由研究の題材にもピッタリ。

  • リソース・取材協力:すみだ水族館さま
  • 記事中の写真はすべて、同館にて編集部が撮影。文章、写真、画像の引用及び転載を全て禁止します。


その1.実は目がある?!

編集部撮影

 正確には目ではなく、眼点と呼ばれる光を感じる器官があります。これは、人間のような目の役割は果たしておらず、明るさのセンサーとして使われています。



その2.脳みそも心臓もない

 クラゲには人間の脳のような中枢神経はなく、全身に通っている”神経”ひとつひとつが反射することで動いています。また、心臓もなく、拍動(傘を開いたり閉じたりする動き)が心臓の役割を果たしています。

その3.オスとメスがいる

 クラゲにはオスとメスがいて、有性生殖をおこない、大量のたまごを産みます。その後、私たちのよく知るクラゲの姿になるまでにイソギンチャクのような「ポリプ」と呼ばれる姿に変態し、分裂で数を増やす無性生殖をおこないます。

その4.クラゲは肉食!!

 クラゲは動物性プランクトンをゴハンにしている。大型クラゲや毒性の強いクラゲは、小魚や自分とは別種のクラゲなどを捕食することも。

その5.クラゲは泳げない?

編集部撮影

 クラゲは泳いでいるように見えて、実は基本的に水流に身をまかせています。その一方、拍動が活発な一部のクラゲは水流に逆らって動くこともできます。

その6.クラゲは死んだら水に?!

 クラゲの体の95%以上は水でできているので、他のいきものよりも体の分解されるスピードが速く、溶けてなくなったように見えます。

その7.クラゲはお盆にしかいないわけではない

 お盆時期に発生するアンドンクラゲの毒が強いため、お盆=クラゲに刺される、というイメージがあるますが、クラゲは種類ごとに繁殖する時期が異なり、1年中海岸付近にいます。そのため、お盆に限らず、海水浴をしていると弱い毒性のクラゲに接触して刺される可能性があります。

その8.満腹度合が見てわかる

 クラゲは体の透明度が高く、透けて見えるため、食べたものも透けて見えます。すみだ水族館ではオレンジ色のプランクトンをゴハンとしてあげることが多いので、胃袋がオレンジ色になった満腹クラゲが見られることも。

その9.クラゲは寝ない

 昼と夜で行動が違うクラゲはいますが、脳が無いため人間のように脳を休めるために寝るということはしません。

その10.クラゲ10億年の歴史!

 クラゲの祖先は10億年前に地球上に出現していたといわれ、5億年前の地層からは、クラゲの痕跡化石も発見されています。日本最古の歴史書である古事記にもクラゲは登場しているんですって。

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 ところで、記事中で「クラゲの食べるもの」について「エサ」ではなくて「ゴハン」と表現されていることにお気付きでしょうか。そうなんです、すみだ水族館では「エサ」と呼ぶことはしません。その理由や、新設されたクラゲエリアなどの取材記事を公開しています。

すみだ水族館の公式HP

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