かんぽの生命保険を実際に解約してきた 強引な引き止めは存在するのか?

かんぽの生命保険は、契約した郵便局でなくても解約できる

 昨日、かんぽの生命保険を解約してきました。仕事でまとまったお金が必要になったこともあってこの際、並行して積み立てている小規模企業共済と一本化してしまうと思ったのがきっかけです。フリーランスの退職金積立的な位置づけで加入したものの、やっぱりウチの資金運用事情面で使いづらいという結論になりました。今回の使いみちは節税対策なので、返戻金減額分を節税できればヨシという考えもあります。ゆうちょの保険のデメリットについては沢山意見があるのでここでは書きませんが、実際に解約してみたら意外と簡単にできることがわかったので、かんぽ生命解約検討中の方の参考になればと思います。

返戻金の計算書と留意事項確認書


返戻金の率は?実際の契約内容を公開するよ

 加入期間は2年半、30ケ月で月額20,500円を積み立てていました。かんぽ生命よりの精算書によると、

  • 合計支払額:615,000円
  • 返戻金合計:539,750円
  • 返戻率:87.7%


返戻率:87.7%!!

 返戻率は87.7%。つまり75,250円もの掛け金を「ドブに捨てた」ことになります。、と思うと自分でツラいので笑、75,250円÷30ケ月=月額2,508円の掛け捨て生命保険に入っていて、幸い二年半特に何もなく過ごせた…ということにしましょう。掛け捨てならもっと安いものがとか心が折れるのでツッコんだら駄目です。

 振り込み自体は翌営業日ということですが、手続きが金曜日だったので週明けになります。また、直近の20,500円については引き落とし日に近かったため、一旦口座から引き落とされ、さらに数営業日後に別途返戻されるということでした。

 また…。ついでに、生命保険の効力自体は月が変わるまであるということで「万が一何かあった場合」は保険が下りるとのことで。そんなことがあったら困るけども。

解約金返戻金額表を公開するよ

 中途解約時の返戻金の減額率がネット上どこを探しても具体的なものが見つからない理由は、コンサルブログが実際に契約したことがないまま書いている…というのもあるのですが、保険の内容によって実際の金額が異なることもあってオフィシャルのサイトに記述がはっきりと書いていない点に思えます。

 返戻金の率については、ゆうちょの担当者が作成してくる保険加入前の見積もり(保険商品の保証設計書)および保険証書の送付案内状に記載されています。

解約返戻金額表(保険料払込月額20,500円)

経過年数解約返戻金額返戻率
1年184,000円74.7%
2年407,750円82.8%
3年633,750円85.8%
4年862,250円87.6%
5年1,093,250円88.8%
10年1,790,750円72.7%
20年918,000円37.3%
30年466,000円18.9%
40年484,000円19.6%
50年500,000円20.3%

実際の解約

持ち物

 本人が解約する場合、保険証書と身分証明書だけあれば解約できます。返戻金の戻し口座もゆうちょの口座をそのまま使うため、印鑑も不要でした。ただし、実際に解約される場合は公式サイト等でご自分で確認することをおすすめします。

  • 保険証書
  • 運転免許証等の身分証明書
  • 払込口座と返戻金の口座が同じでゆうちょの口座の場合は印鑑は不要でした。

窓口でのやりとりとか

 冒頭に書いたように、保険の解約は契約した郵便局でなくてもできます。保険の方の窓口で「生命保険を解約したいのですが」と申し出ればOKです。正直、奥に通されて偉い人が出てきて「解約すると損をするので…」みたいな説得的な面倒を覚悟していったのですが、そういうことは全くなくて、ゆうぱっくでも出すみたいにスムーズに手続きは進みました。

 ただし、中途解約に伴い、「返戻金減額」「生命保険の効力終了」「再度生命保険加入希望時に引き受けを断る場合がある」等の説明をして確認した旨を書類にチェックして行く必要はあります。これは保険契約解除時の事務として行われるので特に脅される等ではありませんので念の為…。

解約手続きの所要時間について

 返戻金の計算書を出してもらい、上記の説明を聞いて確認した後、書類にサインして終了です。返戻金の計算作業があるため若干待たされますが、20分から30分程度で解約手続きは終了です。

特に強引な引き留めはなかった!

 「オタクに貸す銀行なんてないですよ」とか、銀行の担当に捨て台詞を吐かれたことがあったりと、正直に言うと金融機関全般にあまり良い印象を持っていなかったのですが、ゆうちょは特に嫌な思いもせず解約できました。返戻金減額分の損は残念ですが、メリットのない積立をし続けていても仕方ありません。今はスッキリした気分で次のことを考えています。

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