北国で重宝するカイロはどれ?
使い捨てカイロはいつからあった?
使い捨てカイロはなんと日本企業が開発した大ヒット商品です。使い捨てカイロの商品が世に出るや否や、瞬く間に世界中へと広がりました。
使い捨てカイロが登場したのは1970年代のこと。鉄がさびる酸化反応を利用して発熱させているそうです。
ですが、使い捨てカイロが登場するよりも前に、日本には江戸時代から「温石」(おんじゃく)というものがありました。温石とは、石を火やお湯などで温め、布でくるんだものです。これを現代で使われている使い捨てカイロと同様、懐に忍ばせて使っていたそうです。
北国で意外と重宝する使い捨てカイロとは?
寒さ厳しい北国ではこれがないとやっていけないという使い捨てカイロがあります。それは目元を温める使い捨てカイロです。上記のランキングでいえば、5位の「めぐリズム蒸気でホッとアイマスク」があてはまります。
北国の寒さは本当に厳しいです。積雪量が1~2メートルほど積もるような豪雪地帯では、目元を温める使い捨てカイロを使ったら、もう二度と手放せなくなるかもしれません。
というのも、北国の夜は非常に寒く、首から下は布団の中に入るので問題ないのですが、顔や頭は布団から出るので、非常に冷えるのです。そのため、帽子を被ったり、マスクをして寝ていることがあります。
北国の暖房は電気量などのコストがかかるという問題もあって、寒冷地エアコンはまだまだ普及していません。大抵の家では石油ファンヒーターを使っています。しかし、この石油ファンヒーターは、3時間経つと、換気を促すために自動的に消える仕組みになっています。そのため、就寝中に切れると、部屋が一気に寒くなり、頭が冷え、あまりの寒さに耳や顔の表面が痛くなるほど。寒すぎて起きてしまうこともしばしばあります。
しかし、この目元を温めるアイマスクがあれば、顔の表面が寒くて起きるという事態を回避できそうです。貴重な睡眠時間を確保することができます。
北国の朝は、出勤前に車に積もった雪おろしや玄関前の雪かきをしなくてはいけません。ただでさえ忙しい朝の中、その時間も確保しなくてはいけないので、長時間寝ていることができません。そのため、貴重な睡眠時間を守ってくれる「使い捨てのアイマスク」は、北国にとって非常に重宝される商品だといえます。