防災対策!非常食の面倒な備えを解決
日頃から防災意識、持ってる?
防災意識、日頃から持ってますか?防災意識を高く持とう!と呼びかけても、実際に意識を高く持てている人はほんのわずか。なかなか意識を変えられるものではありません。実際に自分が災害に遭わない限り、防災意識を強く持つのは困難でしょう。
非常食の備えは、こうした防災意識の高さを露呈するものの一つ。非常食の備えがあるかどうかで、その人に防災意識があるのかどうかが明確に分かります。
9月1日は防災の日。この日にもう一度、真剣に防災意識について考えてみませんか?
東日本大震災での教訓・非常食は大事!
忘れもしない2011年3月に起きた東日本大震災。このときの私は防災意識なんて全くありませんでした。そのおかげで、ひどい目に遭うことに。
東日本大震災の直後、困ったことに食糧が底をつきました。日頃から買いだめしない派の私は、缶詰やカップ麺などの保存食がありませんでした。そのため、地震直後に早々と、近くのスーパーやコンビニに行きましたが、時すでに遅し。ライフラインが混乱すると直感した人々が、カップ麺やら缶詰やら、食糧となるもの全てを買い求め、コンビ二やスーパーには食糧が何もない状態でした。それに震災直後で店自体、閉まっていたところも多く、買い物すらできない状態。
たまたま朝に作った残りのおかずがあったので、その日の夜はそれで飢えをしのぎました。が、問題は次の日。スーパーに行っても、やっぱり店が開いてない。震災直後なので、当たり前なのですが…。仕方なく役場に行ってみると、なんと、バナナとお菓子、おにぎりを支給して頂けました!非常にありがたかったです。とても嬉しく、感謝しました。十分な食料を貰ったわけではありませんが、これだけの食糧でも非常に心強かったのを覚えています。
非常食はせめて当日分だけでも用意して!
こんなわずかな食糧でも、用意されてあるだけで、ずいぶんと違います。本来は3日分の非常食を準備するように言われていますが、東日本大震災での経験上、その日の飢えをしのぐ分の食糧さえあれば、なんとかなる気がします。次の日にはボランティアの人たちや役場が食糧を支給してくれるからです。もちろん、被災した場所にもよりますが。
非常食を3日分!と考えるとハードルが高いです。が、当日分の非常食だけと考えれば簡単に準備できるはずです。非常食の備えは面倒と思う人も、せめて当日分は用意して!
半数以上の世帯に非常食の備えがない!?
ミドリ安全株式会社の調べによると、2018年現在、実に53.0%の人が自宅に非常食を備えていないことが分かりました。なぜなのでしょう。
防災意識を持つように呼び掛けていても、なおも低い防災意識。このような状態に陥ったのにはこんな理由がありました。
非常食、なんで準備しないの?
非常食を備えていない理由
- 1位 備えたいがつい忘れてしまう 28.9%
- 2位 お金がかかる 21.4%
- 3位 何を備えてよいのか分からない 21.1%
個人的に私も「お金がかかる」ことを懸念して、非常食を買わずにいた一人です。震災なんて起きる訳ないと思っていましたから。災害はテレビを通してその悲惨さを知ってはいても、どこか非日常的で他人事でした。
非常食の面倒をまるっと解決!
一年に一度、非常食の見直し日を決める
日頃から防災意識を持とうと思っても、常にそのことばかり考えている訳にもいきません。多忙な毎日を送っているのなら、それは無理でしょう。それならば、一年に一度、非常食を見直す機会を設けてはどうでしょう。9月1日は防災の日。この日に非常食を見直す日と決めるのもありです。
市販の商品で安く非常食を調達!
非常食というから、ハードルが高くなるのです。災害時に食べる非常食専門の商品は賞味期限が長く、美味しいのでおすすめですが、少し高い。それならば、市販の商品を利用するのもよいでしょう。
レトルトの雑炊や缶詰、カップ麺などは1年くらいの保存なら大丈夫なものが多いはずです。これなら一つ200円もあれば購入できます。安く非常食を手に入れることができます。
アレルギーのある人なら、しっかりと準備しよう!
食物アレルギーのある人なら、しっかりと非常食を吟味して選んでおきましょう。災害時にはそこまでみなさん、目が行き届きません。食糧が支給されたとしても食べられない人は食べられないままです。
まとめ
震災での経験を踏まえて書いてみました。非常食は備えた方がメリットの方が間違いなく大きいです。お金が手元にあっても、物がなくては生きてはいけません。当日分の食糧だけは確保しておきましょう。
参考
- ミドリ安全.comコールセンター
- URL: https://midori-anzen.com
- TEL: 0120-310-355