雨の日の箱根観光プランのコツ [フォトレポート箱根雨旅]
「雨の箱根を楽しむ」をテーマに、観光スポットまとめではなく、実際に箱根に一泊二日取材してきました。編集部なりの箱根雨の日アイデアとコースを、旅プランの参考にしていただければと思います。
雨の日の箱根観光のポイントと今回のコース
今回は「雨を考慮して移動距離を短めにする」「比較的、景観に天候に左右されない」を意識しました。霧の芦ノ湖こそオトナ旅の醍醐味という気持ちもありましたが、また次回ということで…。あと、富士山の景観がメインとなるスポットも断腸の思いで今回は外しました。
ということで、今回は強羅をメインに組み立て
強羅に宿をとっておけば2日目に晴れた場合、予定変更に対応しやすいのではと思いました。箱根登山鉄道で下山しながらカフェなどを訪問してもよし、晴れれば箱根ロープウェイ方面もすぐアクセスできます。
[フォトレポート箱根雨旅] 実際に行ってきたモデルコース
岡田美術館で日本美術と足湯を愉しむ
- 箱根湯本駅→(箱根登山電車)→小涌谷駅→(箱根登山バス)→小涌園→(徒歩1分)→岡田美術館
日本・東洋の美術品と考古遺品などの文化財を常時約450点も公開している岡田美術館。現在、常設展の他に特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季」(前期・春夏編)も開催中。こちらは館内展示室へのスマホ・カメラの持ち込みは一切禁止。入口のロッカーで預ける形になっています。意外とこのシステムの美術館があまりなくて、集中して展示を愉しめます。
足湯カフェは100%源泉かけ流し。和パフェを愉しみながら大壁画作品「風・刻(かぜ・とき)」を鑑賞できる至福のひととき。足湯は野外ですが屋根があるので、土砂降りでなければ濡れません。それよりも滑ってお湯に落ちないようにご注意…。
箱根ゆとわでワーケーションを楽しむ
- 岡田美術館→(徒歩1分)→小涌園→(箱根登山バス)→(強羅駅→徒歩4分)→箱根ゆとわ
- ※実際は雨足が強かったのでタクシーで1メーターで移動
岡田美術館からは箱根登山バスで強羅を予定していましたが雨足が強くなってきたため、タクシーで移動。実はほぼ1メーター。今回、ゆとわではコンドミニアム棟に宿泊して客室内温泉と窓からの登山電車を愉しみました。こちらは別記事でレポートしています。
- 箱根登山鉄道を部屋から存分に眺める方法→箱根ゆとわでワーケーションする《動画追加》
翌日:強羅公園
- 箱根ゆとわ→(徒歩6分)→強羅公園
強羅公園はゆとわから徒歩6分程度。本当は「雨の強羅公園でシャクナゲを愛でる」をやりたかったのですが、予期せぬ快晴に。ツツジ、シャクナゲ、バラ、アジサイと一年中花を楽しめる他、箱根クラフトハウスで体験ワークショップ、食事もできるしで、強羅公園だけでも1日過ごせます。こちらも別途取材記事をエントリしています。
- 幻想的なシャクナゲロードが出現 箱根強羅公園のシャクナゲを楽しんできたーかながわの花の名所100選
この後、雨だったら宮ノ下のカフェ、箱根湯本のお土産屋さん散策など、登山バスで下山しながら観光を計画していましたが、快晴のため、予定変更して箱根園に。なので、企画自体はここで終了…。がっつり楽しめたから別に良いのですけども笑
今回の箱根雨旅・コースまとめ
行った所
- 岡田美術館
- 箱根ゆとわ・コンドミニアム棟泊
- 強羅公園
- ※予想外の快晴のため、この後は箱根園方面へ
プランを考えるあたって意識した点
結果的に二日目に予期せず快晴になってしまったので、ある意味企画倒れ?ともいえますね…。それはそれとして、今回コースを考えるにあたって意識した点をまとめました。この記事のプラン以外にも、ユネッサンスで1日温泉三昧とか、傘を借りて雨の彫刻の森美術館散策、もちろん紫陽花鑑賞と、たくさんのバリエーションが考えられると思います。
- 天気予報が気になりすぎるので、あえて芦ノ湖方面を外して強羅メインに
- 雨が上がった場合のプランも良い
- 雨だからこそ楽しめそうなアイデアも盛り込む
- ゴールデンコース完全制覇にこだわらない
どう行動しても良い結果になるのが箱根観光。今後もいろんなモデルコースを試してご紹介していきたいと思います。
編集後記
岡田美術館の入館料は大人2,800円。都内の美術館に比べると高めに思いますが、実は超破格のお値段です。常設展、特別展に加えて足湯も無料で利用できるほか、リピーター割引として特別展の後期展の入館料が2,000円というサービスまで実施されています。前売り券だと2,550円とさらにお得になりますので、お出かけの際はお忘れなく。
リソース
- 記事中の写真・動画はすべて編集部による撮影
岡田美術館
箱根ナビ
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