芦ノ湖を一望 成川美術館で箱根随一の絶景に思わず息をのむ [取材]

2020-10-05

投稿:ススミカマガジン編集部
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#箱根登山バス#箱根観光#芦ノ湖

芦ノ湖を一望 成川美術館で箱根随一の絶景に思わず息をのむ [取材]

芦ノ湖を一望する絶景の美術館

展望室よりみる芦ノ湖と富士山 写真ご提供:成川美術館さま

 箱根・芦ノ湖湖畔にある成川美術館は、現代日本画を中心に4,000点もの作品を所蔵しています。展望ラウンジからは芦ノ湖を一望にできる箱根随一の大パノラマが展開し、晴れた日には富士山もくっきりと見えます。今回、編集部では「ミュージアムフリーパス」「箱根フリーパス」を使い、箱根・芦ノ湖へ成川美術館を訪問取材してきました。

  • 取材ご協力:成川美術館さま、小田急エージェンシーさま
  • 記事中の写真は編集部の撮影によるもの、または成川美術館さまご提供のものです。記事中の画像、写真、文章の引用及び転載を禁止します。

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移動編:強風でロープウェイが運休!

 ひとつ前の取材先、箱根ガラスの森美術館から芦ノ湖へ移動。強羅から箱根登山ケーブルカー→箱根ロープウェイ→箱根海賊船のゴールデンコースを楽しみにしていましたが、この日は残念ながらロープウェイと海賊船が強風のために運行休止。結局、小涌谷駅から箱根登山バスで元箱根港を目指すことに。

 今回は「ミュージアムパス」「箱根フリーパス」を利用して箱根の美術館をめぐる取材旅。こういった急なルート変更の際でも「箱根フリーパス」だと乗り物が乗り放題のため、気楽に別ルートを検討できるのが心強いです。

 小涌谷-元箱根港間は30分程度。成川美術館は元箱根港の向かい側に位置しています。

現代日本画をこころゆくまで堪能

 重厚な佇まいの門をくぐり、2台のエスカレーターを使って美術館へ。

 成川美術館は、1988年に開館。山本丘人、平山郁夫、東山魁夷など現代日本画を4,000点収蔵、四季に合わせて展示替えが行われています。収蔵作品は全て同館のコレクションで、いまだに増え続けているということです。

成川美術館 通路より富士 画像ご提供:成川美術館さま

 サイズの大きい作品も多く、ゆったりとした展示空間は気持ちが良く、快適に鑑賞できます。また、作品はケースなしで直接展示されており、至近距離まで近寄って見ることができるのも嬉しいポイントです。 

成川美術館 展示室 画像ご提供:成川美術館さま

 現在の企画展は「岡 信孝 米寿記念展~風姿花伝~」「堀 文子収蔵作品セレクション展 第1回~野に咲く花たち~」「小笠原 元 展~春をたずねて~」「収蔵名作展~日本画の煌めき」。(これらの会期は10月14日(水)まで)

成川美術館 展示室 撮影:編集部

展望ラウンジで箱根随一の絶景を

 第1、第2展示室の間を抜けると展望ラウンジ。一面ガラス張りの窓は総長50mにもおよびます。

 成川美術館 ティーラウンジより芦ノ湖をのぞむ 撮影:編集部

 ラウンジに出た瞬間に広がる芦ノ湖の大パノラマに思わず息をのみます。成川美術館の公式サイトでも「箱根のS席《スペシャルシート》をリザーブしました」とありますが、ぜひこの絶景は写真ではなく現地で味わっていただきたいです。

成川美術館 展望室より見る 画像ご提供:成川美術館さま

 展望ラウンジの奥には、同館所蔵の山本丘人の代表作から名前をとったティーラウンジ「季節風」があります。眼下に広がる芦ノ湖の絶景を眺めながら、カウンターでゆったりとお茶を楽しめます。このティーラウンジの横にはNHKのお天気カメラが設置されていて、ラウンジからの景色はしばしば朝の番組に全国ネットで放映されているそうです。

展望室よりみる芦ノ湖と富士山 写真ご提供:成川美術館さま

 晴れた日は富士山がくっきりと現れ、絶えず海賊船やスワンボートが湖を行き交います。刻一刻と表情を変えていく芦ノ湖の景色は一日中見ていても飽きないでしょう。

おすすめの時間帯は午前中

 成川美術館さんによると、一番の絶景を楽しめるのは午前中がオススメということです。であれば、箱根湯本から旧街道を通って元箱根港へ行く箱根登山バス「K路線」を利用し、午前中に成川美術館に入館、その後、芦ノ湖を渡って桃源台、さらに仙石原、強羅という具合に、箱根ゴールデンコースを逆周りする「裏箱根ゴールデンルート」も検討する価値大です。編集部も次回試してみたいと思います。

成川美術館について

  • 成川美術館
  • 住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根570番
  • 電話番号:0460-83-6828
  • 開館時間:9:00~17:00
  • 休館日:無休
  • 公式サイト

http://www.narukawamuseum.co.jp/about/guide.html

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