箱根町に4月26日にオープンした複合施設ミュージアムパーク「はこにわ」を取材しました。約9,500平米の広大な敷地を持つ同施設は、「箱根ドールハウス美術館」をメインにリニューアルしたもので、「大人も乗れる」乗り物、「大人数で泊まれる」宿泊施設が新たに増設されました。

自然を活かした広い敷地には、外庭の線路ではミニSL列車が運行、さらに公道走行可能なミニカーで箱根の名所をドライブすることも。また、グループで滞在できる一棟貸しコンドミニアム《はこヴィラ》もオープン。別荘気分でくつろぎながら箱根を楽しむことができます。
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ミニ機関車《SLピクシー号》

美術館の外庭にある池のある散歩道〈ノームの森〉。《駅舎テラス》からは、ミニ機関車《SLピクシー号》が運行。終点の〈停車場ステージ〉ではイベントなどが実施されます。ミニ機関車《SLピクシー号》は子供も大人も乗車が可能です。

実際に箱根をドライブ!ミニクラシックカーのレンタルプランも
名車ACコブラを複製したクラシック・ミニオープンカー。赤と青の2台があります。

こちらは3輪のスポーツカー・ウォンイット。前が車で後ろがバイク、2人乗りのMT車。車重も軽く、なかなかのパワーがあります。はこにわさんによれば、100キロくらいは出せるそうです。これらのミニカーは、レンタルが可能で、芦ノ湖などの箱根の名所をドライブすることができます。2時間プランで1台6,500円ということで、後でご紹介する宿泊施設《はこヴィラ》と組み合わせるとめちゃめちゃ楽しそう。

完全貸切制の一棟貸し宿泊施設「はこヴィラ」


美術館の裏手にオープンした「はこヴィラ」は完全貸切の一棟貸し宿泊施設。約50平米の部屋は最大5名まで宿泊が可能。自炊可能なキッチン(食器・調理器具付)や洗濯機などの家電も完備しています。客室内に飾られた絵画作品は、牧神画廊オーナーのセレクトによるもの。これらの作品も購入が可能とのことです。


リニューアルした箱根ドールハウス美術館

複合施設ミュージアムパーク「はこにわ」の前身となる箱根ドールハウス美術館は、2016年夏の開館。

館長さん自ら、20年以上にわたり世界中から収集した、世界二大コレクションと呼ばれる”ヴィヴィアン・グリーンコレクション(イギリス)”、そして”モッツ・ミニチュアセレクション(アメリカ)”をはじめ、アンティークから現代作家のものまで、世界各国j100以上のドールハウスが集結。


こちらは1914年にアイオワ州にあった雑貨店を再現した「モッツ 雑貨店」。日本では子供の玩具のイメージが強いドールハウスですが、海外では大人が趣味として本気で取り組むミニチュアの美術工芸品として認知されています。また、ヨーロッパでは、ドールハウスやミニチュアを所有することが教養や社会的なステータスだった時代もあったそうです。

ハリ-・ポッターの「ホグワーツ急行」も走る『ジオラマウンテン』。

2023年度リニューアル記念企画展「昭和の家と懐かしの国産名車」
昭和・平成の名車が大集合。

《くるま屋全景》(三浦宏作)。映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎の柴又の実家を再現。この建物のモデルとされているのは実在の店舗で、帝釈天の参道にある草団子の老舗『高木屋』です。



《白秋山荘》詩人・童謡作家の北原白秋が小田原で過ごした山荘を再現した作品。生涯に創作した1200編もの童謡作品の半数は小田原時代に作られたと言われています。

リソース
- 取材ご協力:はこにわ/箱根ドールハウス美術館さま
- 記事中の写真と動画は一部をのぞき編集部による撮影
ミュージアムパーク【はこにわ】概要
入場料金、そのほか最新の情報については施設の公式サイトをご確認下さい。
- 施設名:はこにわ / 箱根ドールハウス美術館
- 電話:0460-85-1321
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町芦ノ湯84-55
- アクセス:小田原・箱根湯本駅より元箱根行きバス下車すぐ
- 営業時間:10:00~17:30 (11〜3月は17:00まで)※最終入館30分前
- 定休日:火曜日(祝日は営業)※8月は無休
- 座席数:45席 テラス席 30席
- 駐車場:45台(施設利用者無料)※大型バス可