洗っても取れない靴下の臭いを解決!
足の臭いが移ってしまった靴下は洗っても臭いが取れませんよね。せっかく足を清潔にしても靴下自体が臭うのでは意味がありません。特に夏場は足に汗をかくこともあって強烈に…。長めに洗濯機を回してもダメ、手洗いしてもダメ、もうどうしていいやら。
でも大丈夫!今回は洗っても取れない靴下の臭いを取り去る裏ワザをご紹介します。
やりかた

- お風呂に入る時に脱いだ靴下をバケツ等にまとめて隔離する
- 重曹を小さじ1杯程度加える
- 靴下が浸るくらいまでお風呂のお湯を入れる
- 一晩放置
- 洗濯機で通常通りに洗う
重曹水に一晩浸すのがポイントです。重曹は少しだけ入れれば十分、お風呂のお湯を入れるのは重曹を溶けやすくするためです。
重曹は食品用、掃除用として売られていますが、どちらを使ってもOK。
注意:濃くしすぎた場合はすすいでから洗濯機へ
重曹は少しで十分です。入れすぎで溶け切らず、粉が浮いているような場合は、洗濯機に入れる前に軽く除いてください。そのまま洗濯機に入れて回してしまうと、粉が詰まって故障の原因になります。
重曹の水に対しての飽和量は約8%とされており、水1リットルなら重曹80グラム以上で飽和、つまり溶けない計算です。大さじ1杯が15グラムですので、80グラムは多いかなと思います。少量の重曹を混ぜた程度のモノであれば、そのまま洗濯機に入れて大丈夫です。
重曹あれこれ
なぜ臭いが落ちるの?
足の臭い原因は「メチルブタン酸」(別名「イソ吉草酸」)によるもので、これは弱酸性の物質です。
これに対して炭酸ナトリウム(重炭酸ナトリウムとも)である重曹は弱アルカリ性なので酸を中和します。臭い消し効果はこの中和作用によるものです。
殺菌作用
中 和作用による消臭効果はありますが、弱酸性ですので殺菌作用まではありません。たまに、「重曹で消毒しているので安全です」的な表現がありますが、よく掃除はされているはずですが、除菌されているのとは違います。逆に言うと人体に対して安全度が高いため食品用としても販売されているのです。
環境への影響
石鹸と比べると水の汚れを表す値、BOCは非常に低く、重曹は環境に優しいといえます。ただし、その分汚れを落とす効果自体は控えめとなります。よって、洗濯で合成洗剤と混ぜて使われることが多く、合成洗剤の方はBOCが高いです。ということで、実は一概に言うことはできませんのでご注意ください。
魔法のアイテム重曹!
重曹は掃除に洗濯に大活躍のアイテム。人体へや環境への影響も小さく、今回のような漬け置き洗いなど応用もいろいろ効きますので、ご家庭に用意しておくと良いと思います。