江の島観光 二人の「検校」- 山田検校と杉山検校(動画あり)
今回は江ノ島の二人の検校さんについてです。
江の島には二人の「検校さん」がいらっしゃいます。管鍼術を創案した杉山検校と山田流琴曲の開祖、山田検校。検校とは、盲管(盲人の役職)の最高位の名称です。…私、一人の人と混同していて、鍼の先生で琴の名人だとずっと思い込んでおりました。
杉山検校
江の島神社の大鳥居の右方向、「江の島市民の家」のはずれに位置する杉山検校の墓は、藤沢市の市指定史跡となっています。
杉山検校(1610ー1695)は江戸時代の鍼師で、徳川綱吉に鍼医として仕えた人物。本名は杉山和一といいます。和一は、江の島弁財天に21日間籠もって礼拝を続けた結果、管鍼術という療法を創案したと伝えられています。
鍼を管に入れて打つという手法は江ノ島からの帰り道で石につまづいた際、手に刺さった松の葉がヒントになったということですが、その石「福石」は、江の島神社 瑞心門をくぐった後の階段わきにあります。