江戸がますます好きになる!江戸東京博物館リニューアルの初日の混雑具合や感想など(両国)[行ってきた]
しばらく閉館していた両国の江戸東京博物館が2018年4月1日にリニューアルオープンしましたので早速初日に観覧行ってきました。展示の様子や混雑具合をレポートします。
江戸東京博物館へのアクセス
まず、基本情報。
- 〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
- JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
- 都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口 徒歩1分
- 都バス錦27・両28・門33系統、
- 墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」
- 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分
開館時間と休館日
開館時間
- 9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)
- 入館は閉館の30分前まで
休館日
- 毎週月曜日
- 月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)
- 年末年始
観覧料
特別展については展覧会毎にことなりますので、公式サイトをご確認ください。
また、当サイトでもご紹介して行く予定です。
常設展観覧料(企画展観覧料を含)
項目 | 個人 | 団体(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 600円 | 480円 |
大学生・専門学校生 | 480円 | 380円 |
高校生・中学生(都外・65歳以上) | 300円 | 240円 |
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 | 無料 | 無料 |
相互割引
江戸東京博物館ーすみだ北斎美術館、双方のチケットで常設展の観覧料が2割引になる相互割引があります。
江戸東京博物館の行き方
JR両国駅の南口から徒歩数分になります。すみだ北斎美術館とは出口が反対側になります。
建物が大きいのですぐ場所はわかるはずですが、エスカレーターとチケット売り場でちょっと迷うかもです。
ちょっと脱線しますが、常設展、特集展示、企画展、特別展について
いろいろ展示の名称があってややこしいので、まとめておきますね。
4月1日より始まった展示は、常設の展示の中に
- 「写楽の眼恋する歌麿-浮世絵ベストコレクション-」(特集展示)
- NHKスペシャル関連企画「大江戸」展(企画展)
の2コーナーが設けられているという形になります。なので、これらは全て常設展の観覧料で入場できます。
特別展示は現在準備中
特別展は常設展とはフロアが別で、別の展覧会扱いとなります。料金も特別料金となり、常設展より普通高くなります。また、通常、特別展のチケットで常設展もそのまま観られることが多いです。江戸東京博物館の場合、左側の通路をまっすぐに行くと特別展の展示会場の近く、1Fのチケットカウンターに出ます。ここから常設展の会場に移動することは可能ですが、今は特別展は準備中のため、右革のエスカレーターで3Fまで上がり、そこでチケットを購入して5Fに上がるのがスムースかと思います。
館内の様子
- 今回は(アンオフィシャルで行ってるし)展示物についての解説等はナシです。館内の様子を写真で紹介していきますので、混雑具合や館内の雰囲気など、お出かけの参考にしてくださいませ。
まず、浮世絵オンリーの博物館ではありません。以前浮世絵の特別展に何度か来たことがあり、常設展には行ったことがなかったため、ちょっと勘違いをしておりました(笑)江戸時代~現代の東京までの風俗文化や歴史を俯瞰する「江戸と東京の博物館」です。
館内は江戸から東京にかけての時代の流れの沿って、江戸城の模型や江戸時代の長屋の再現、両国橋の夏祭りを再現したジオラマ、歌舞伎の舞台や鹿鳴館などの動く仕掛けのある模型などが多数展示されており、徳川の治世から戦後の復興まで、江戸と東京の全てを網羅しています。







次のページに混雑レポートやコインロッカー、音声ガイドについての記事。特に音声ガイドはちょっとクセのあるシステムなのでぜひチェックしておいてください!
楽しく観覧するためのTIPS他
客層について
観光地でもあり、春休みでもあるので、老若男女、家族連れ、若いカップル、様々です。普通の観光地のソレと思ってくれて問題ないかも…。また、両国の場所柄、海外からの観光客の方が多いです。フランス語を話しているグループの男性のTシャツに「餅ベーション」と縦書きしてあって思わずニッコリ。
混雑
リニューアル初日、日曜日の14時に入館。実は行くまで知らなかったのですがこの日はリニューアル記念の無料デーで、さらに、しりあがり寿さんによるライブペイント等のイベントも開催されていたので、一番混雑する時に足を運んだ形になりました。常設展は5Fと6Fですが、入館して最初に入る6Fの江戸ゾーンはイベント開始直後だったこともあり、実物大日本橋の模型からの吹き抜けでライブを見物する人が大勢で、さながら当時のにぎわいのように身動きがとれないほどの混雑具合でした。
ただ、会場が広いためか、あるいはイベント終了と同時に帰ったお客さんも多いのか、その後は極端な混雑はなく、比較的快適に観覧できるレベルでした。
所要時間
常設展+特集展+企画展、全て回ったところ約3時間半。これでも端折った部分もあり、閉館時間が来てしまったために断念した、というレベルのボリュームです。あと、一度に観ると疲れもあるし、どうしても消化不良感が出ちゃいます。特集や企画展は入れ替えられていきますし、やはり何度も通った方がより楽しめるでしょう。
【重要】コインロッカー
これ重要。常設展入り口の6Fフロアにはコインロッカーがありません!あらかじめ1Fか3F、またはレストランのあるフロアの7Fに行って利用しましょう。100玉が後で戻ってくる形式になります。館内がものすごく広いため、預けると預けないとでは快適度と疲労が全く違います。(編集長で実証済٩(′д‵)۶)
また1Fのチケットカウンターではクロークとして荷物を預かってもらえるようです。
音声ガイド
6Fの入場後に貸出コーナーがあります。1台につき保証金1,000円が必要で、帰りに5Fのカウンターで返却時にお金が戻ってくる仕組みです。外国のお客さんも多いためマルチリンガル対応しており、設置してある機器のマーカーへ自分の利用する言語(このサイトを読んでいる方は大抵は日本語)をタッチすることで設定が完了します。
【重要】音声ガイドの使い方にコツがある
普通の博物館で貸し出されるタイプと違い(あー!写真とってない!)たまごっちみたいな形をしており、操作性がめちゃめちゃ悪いです。自分で数字を入力して操作することも可能ですが、かなりやりづらく、展示物の近くに表示されているアイコンにタッチすることでガイドを起動する場合と、展示物の近くによるとセンサーが作動して自動的に読み上げが始まる場合があります。なんでこんな使いづらい仕組みにしたのかちょっとナゾ…バイリンガルに対応するためなのかな???
センサーが反応しない場合の対策
展示物の近くに行くと自動的に音声ガイドの読み上げが始まるセクションですが…。非常に反応が悪いです。海外からの方も含め皆さん「?」となっていることが多いです。
対応策ですが、「自動読上あり」の耳のアイコンが表示されている、上方をチェックしてみてください。展示ケースの上に、WEBカメラのような形状のセンサーが見えるはずです。これに音声ガイドをかざすと自動読み上げが始まります。
音量がめちゃめちゃ小さい!
通常の音声ガイドと違い、本体にボリューム調整がなく、イヤホンの途中についてます。慌てず確認ください。あと、耳にかけるアームが独特の形状なので、フォーン部分が耳のところに来るように調整しましょう。
休憩所
館内の随所にソファがあり、会場が広く、展示ボリュームが大きいこともあり、あちこちで寝落ちしてる方が(笑)館内では飲み物等は買えませんので7Fのレストラン等を利用する形になります。常設展に関しては当日のみ再入場がOKです。
終わりに
江戸のことがよく分かる、ますます江戸と東京が好きになる博物館です。ゆったりと江戸時代の暮らしにひたってください!