美味しいフランスパンの見分け方をドンクさんに聞いてきた

こんなにあるよ、フランスパンの種類
フランスでは一番人気の「バゲット」

写真提供:ドンクさま
フランスパンの代表格。薄くパリッとした皮、大小不揃いな気泡と光沢のある断面、口に入れると最後に十分な発酵からくるコクが感じられるのが理想です。細長いためクラスト(外皮)の部分が多く、クラム(中身)よりパリパリした皮が好きな人向き。フランスではバゲットが一番多く食べられているそうです。
編集部でもドンクの「バゲット」を試食してみました。

歯ごたえのあるクラスト部分を噛みしめると、じんわりとパンの甘みが口の中に広がります。まさしく、昔ながらの「おいしいフランスパン」。オリーブオイルをつけても美味しいですが、まずは深いコクをそのまま味わってみるのをオススメします。写真をとり忘れてしまいましたが、タマゴと絡めたフレンチトーストも、これまた絶品です。
太くて長い「パリジャン」

写真提供:ドンクさま
細長い形のフランスパンの中でも直径が大きく、太くて長いのが特長のパン。
中身は柔らかな「バタール」

写真提供:ドンクさま
日本のベーカリーで一番多く見られるフランスパンがこのバタール。クラム(中身)の柔らかな部分を求める人に人気。
ブール:「球形」の意味

写真提供:ドンクさま
球形を意味するフランスパン。クラム(中身)が多いので、ソフトな部分を好む日本人には人気。
シャンピニヨン:食感のコントラスト

写真提供:ドンクさま
「きのこ」という意味の、ユーモラスな形のフランスパン。皮が薄い円形部分とクラム(中身)の食感のコントラストが楽しめます。
美味しいフランスパンの見分け方とは?
一般的にフランスパンは、小麦粉・パン酵母・塩・水の 4 つの材料だけで作られるものをさします。良いフランスパンの条件はいくつかありますが、店頭などで美味しいフランスパンを見分ける方法について教えていただきました。

明るい黄金色
外皮が明るい黄金色でよく焼かれているものがおいしいフランスパンの条件。
割れ目(クープ)がくっきり出ている
『クープ』とは、パン生地の表面の切れ込み。これが広がっていて、割れ目がくっきり出ているものが良いフランスパンです。酵母の活動を活発にさせる砂糖などが入っていないフランスパンは、膨らみが弱いため、クープで中の水分を蒸発させてしっかりとふくらませます。
ドンクは日本のフランスパンブーム火付け役

写真提供:ドンクさま
今回教えていただいた「ドンク」さんは、明治38年の創業。今年で創業116周年を迎えた神戸生まれの老舗ベーカリー。本格的なフランスパンを日本で初めて製造・販売、昭和40年代にはフランスパンブームを巻き起こしたことで知られます。
意外にも発売当初は不人気だった?!
ドンクは昭和40年にフランス製石窯オーブンを日本で初めて導入、本格的なフランスパンの製造・販売を開始しました。今では考えられませんが、それまで日本に馴染みがなかったフランスパンは、発売当初は「皮が固くて食べられない」「口の中が傷つく」など不評だったらしいです。

その後、徐々に口コミから評判が広がり、フランスパンは大ブームとなっていきます。昭和41年に開店した「ドンク青山店」は連日行列が絶えず、著名人もお忍びで通う人気店となり、ドンクのフランスパン袋を抱えて街を歩くことがファッショントレンドとなりました。
創業116周年、親子3代で愛される理由とは

ドンクでは、熟練のパン職人が粉から生地を仕込み、成形して焼き上げるまでの全工程を一貫して行う「スクラッチ製法」を採用しているそうです。これは、粉を量るところからはじめ、その日の温度や湿度なども考慮して生地の仕込みから焼き上げまで、すべての工程を行う製法です。時間、手間も、そして技術力も必要となる製法ですが、パン本来の香りやおいしさにこだわりがある同店では、毎日、パン職人の手によって本格的なパンが作られ続けています。
リソース
- 取材ご協力:株式会社ドンクさま、同 PR事務局さま
- 記事中の写真はPR事務局さまご提供によるもの、一部「編集部撮影」とあるものは編集部による撮影。
