国立科学博物館の「毒」を集めた図鑑 『毒図鑑 生きていくには毒が必要でした。』
特別展「毒」を児童書にアレンジした図鑑 『毒図鑑 生きていくには毒が必要でした。』が幻冬舎から発売されています。国立科学博物館の特別展「毒」(2022年冬~2023年春)は大阪での巡回展も含めると40万人を超える来場者数を記録した展覧会。国立科学博物館が監修した同書は、毒のある生きものを中心に紹介する図鑑で、読み物感覚で楽しく読め、科学や生きものへの興味関心が広がる内容。著者の丸山貴史さんは『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、『わけあって絶滅しました。』(ダイヤモンド社)も手がけています。
毒をもつ生きものには、獲物を獲るために毒をもつものもいれば、自分の身を守るために毒をもつものもいます。一口に「毒」といっても、その使い方も、毒の効果もさまざま。毒をもつ生きもののあらゆる生態がオールカラーで詳しく紹介されます。
- 「筋肉を溶かす毒(ハブ)」
- 「おしりから高熱の毒(ミイデラゴミムシ)」
- 「触っただけで発射される毒(オーストラリアウンバチクラゲ)」
- 「太陽の光を浴びると毒(ジャイアントホグウィード)」
- 「決闘に使われる毒(カモノハシ)」
開催時の取材動画。
【監修】国立科学博物館(こくりつかがくはくぶつかん)
1877年に創立された、日本で最も歴史のある博物館のひとつであり、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館。日本およびアジアにおける科学系博物館の中核施設として、主要な3つの活動(調査研究、標本・資料の収集・保管、展示・学習支援)を推進している。
【著】丸山貴史(まるやま・たかし)
1971年、東京生まれ。図鑑制作者として、生きものの面白さを伝えるために活動している。主な作品に、『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、『わけあって絶滅しました。』(ダイヤモンド社)などがある。