『デジタル時代の恐竜学』福井県立恐竜博物館の恐竜博士による初の著書
世界三大恐竜博物館の一つ、福井県立恐竜博物館の研究員・河部壮一郎氏が、デジタル技術を使った最先端の恐竜研究を紹介する初の著書デジタル時代の恐竜学』が4月5日に発売となります。
この20年間で恐竜研究は大きく様変わりしました。CT、MRI、フォトグラメトリ、3Dプリント――。デジタル機器の活用によって、新種・新発見も続出しています。著者の河部氏は、この分野の若きトップランナー。岩石に埋まって見えない化石を透視する、3Dプリンターで全身骨格標本をつくるなど、その研究内容は国内外から常に注目を集め、学術誌をはじめ、新聞各紙、NHK「ダーウィンが来た!」などでも紹介されています。
北陸新幹線の延伸により、福井県立恐竜博物館はますます人気が高まると予想されます。3月20日より、東京・お台場でも福井県立恐竜博物館が全面協力の【オダイバ恐竜博覧会2024 福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!】も開催中です。また、2025年には福井県立大学に日本初の「恐竜学部」が設置予定など、恐竜ファンには嬉しいニュースが続きます。優しい語り口で大人も子どもも楽しめる本書で、ぜひ最先端の恐竜研究をお楽しみください。(プレスリリースより)
【著者プロフィール】
河部壮一郎(かわべ・そういちろう)
古生物学者。福井県立大学恐竜学研究所准教授。福井県立恐竜博物館研究員。1985年、愛媛県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は脊椎動物の比較形態学。特に、鳥類を含む恐竜や哺乳類の脳形態について。大学の生物学科の研究室が舞台の人気マンガ『アヤメくんののんびり肉食日誌』(町麻衣/祥伝社)に登場する研究者・海部のモデルにもなっている。