赤ちゃんとのお出かけは大変!
いままでの記事
こんにちは。今回は赤ちゃんと旅行する際に注意する点について書いてみます。
1.脱水症状を起こしていないかチェックしよう
車に放置は危険!
外出で一番怖いのは熱中症にかかることです。赤ちゃんの傍にいつも保護者がついていれば、常に赤ちゃんの様子に目を配ることができるので、そこまで熱中症を心配する必要もありませんが、怖いのは車内に放置することです。
ちょっとだけコンビニに立ち寄りたい・・ちょっとだけスーパーでトイレを借りたい・・など、ほんの少しの間だけなら駐車しても大丈夫だろうと思うかもしれませんが、とんでもありません。
車を炎天下に駐車すると、車内温度は2~3分で50度を超すといわれています。体温よりも高い温度の中にいると、大量の汗をかき、脱水症状を引き起こしかねません。たとえ、赤ちゃんが寝ていたとしても、チャイルドシートから降ろすのが面倒であっても、必ず車から降ろして一緒に連れて行きましょう。
後部座席には冷房が届いていない?
後部座席に座っている赤ちゃんに冷房が届かず、蒸し風呂状態になっていることもあるので、帰省などで長時間ドライブをする際は気をつけましょう。
赤ちゃんが脱水症状になっているときの様子
以下のような場合、脱水症状を引き起こしている可能性があります。
- 唇がカサカサしている
- 極端におしっこをしない
- 元気がなくて顔色が悪い
- 機嫌が悪い
2.万が一、熱中症になったら?赤ちゃんが熱中症になったときの対応
- イオン飲料や水で水分補給させる
- 体温と同じぬるま湯で絞ったタオルで身体を拭く(こうすることで気化熱により少しずつ体温が下がります。決して急激に冷やしてはいけません。)
- 首すじ、脇の下、太ももの内側を集中的に冷やす
外出時の水分補給は水かお茶で!イオン飲料は熱中症になったときの保険で持っていく
日本小児科学会によると、2016年までの過去10年間、イオン飲料やスポーツドリンクなどの多量の摂取で、健康を損ねた乳幼児の報告が24例ありました。
熱中症対策には、水分だけでなく塩分や糖分の補給も必要だということは、お母さんの間では常識として広く浸透していますが、イオン飲料の飲み過ぎは健康に悪いという事実を知るお母さんは果たしてどれくらいいるでしょうか。イオン飲料やスポーツドリンクだけで水分補給をさせていると、栄養の偏りだけでなく、急性の糖尿病になることもあります。
熱中症対策で必要な糖分や塩分は、ほんの少しです。少し大きい子供なら、飴一つ舐める程度で充分補給できます。赤ちゃんならなおさら、夏の暑い日はそこまで外で遊ばせることもないでしょうから、水かお茶の水分補給だけで良いのです。ただし、外出するときは、熱中症になったときのために1~2本ほど、イオン飲料を準備しておくとよいでしょう。
3.外出先にある病院を調べておこう
赤ちゃんは急な環境の変化に敏感です。急な環境の変化によるストレスでおっぱいを飲まなくなったり、高熱が出てしまったり・・。外出先で赤ちゃんの体調が崩れてしまうということがよくあります。こうした状況に備えて、前もって、外出先にある小児科や夜間診療もしているような大きい病院を調べておきましょう。また、赤ちゃんが病院に行くときに備えて、次の物を準備しておきましょう。
・保険証
・体温計
・母子健康手帳
読んでいただいてありがとうございました。
細心の注意を払ってハッピーな1日を。]]>