今回は「フリーズドライの海老天」を食べるという記事です。二度見した読者さんもいらっしゃるかとは思いますが、海老天です。アマノフーズさんが9月4日より発売する新作「フリーズドライの匠シリーズ 海老天とじ丼の素」を食べてみたという内容です。にわかに信じがたい方もとりあえず読んでみて!

「フリーズドライの匠シリーズ」って?
アマノフーズはアサヒグループ食品株式会社(東京)のフリーズ食品ブランド。みそ汁・吸物類フリーズドライ市場売上NO.1を誇ります。(※インテージSRI+:みそ汁、吸物類フリーズドライ市場2019年 7月~2021年 6月メーカー別累計販売金額)。ああ、やっぱりフリーズドライと言ったら味噌汁だよね、と思った人は甘い!時短や個食のニーズ、さらにはコロナ過の巣ごもりからのニーズに応える形で、2020年の「アマノフーズ」ブランドの雑炊、カレー、シチュー、親子丼の素といった「お食事メニュー」は、好調に売上を伸ばし、販売金額は前年比で二桁伸長しているそうです。

そのアマノフーズがさらにフリーズドライ食品の魅力を訴求するシリーズが「フリーズドライの匠シリーズ」で、これまでに5種類が発売されています。2015年10月に新発売となった第一弾、「チキンカツの玉子とじ」はアマノフーズ初となった「揚げ物」のフリーズドライ食品で、2年近く試行錯誤を経て商品化されたといいます。その後、フリーズドライにするのが難しい「お酢」をフリーズドライ化した「チキンのおろしポン酢」、発売から1ヶ月で6,000食を完売し話題となった「チキンカツカレー」、さらに「一人鍋 海老天ぷら入り鍋焼きうどん」、「みそかつ」と進化を続けてきました。

「匠シリーズ」は手作業工程が多く量産が難しい商品のため、通販専用商品・数量限定で、不定期で発売しているということで、今回の「フリーズドライの匠 海老天とじ丼の素」も通信販売での数量限定発売となります。一応アンテナショップでも扱うそうですが各店舗限定1,000食限定という、非常にレアな商品。
また、念の為…この商品は海老天丼の「具」だけです。ご飯はご自分で用意する必要があるので注意。せっかくなので午前中ですがご飯を炊いています笑。

しかし…お湯をかけて60秒で、海老天を出現させることが本当に可能なのでしょうか?支度が出来たので早速作って試食してみます!
試食レポ:衝撃!お湯を注ぐだけで本格的揚げ物メニューが完成
いよいよ海老天を「復元」!
パッケージの中身を出してみます。思っていたより大きく、ウチの内寸約10センチ四方のの耐熱タッパーにちょうど良くおさまるサイズ。考えてみたら復元するものが海老天なのでこのくらいにはなりますよね。

なかなかのサイズではありますが、口が広いお皿を使うと、お湯が上手く均等に注げなくなってしまうため、お湯を注ぐときは、お椀のような器を使うのがおすすめということです。
実は匠すぎる技術と工夫の詰まった逸品です
耐熱タッパーにジャストフィットで収まりました。

いよいよ熱湯140mlを全体にかけていきます。味噌汁よりも少ないお湯の量で復元できるのはすごい技術です。(※パッケージにも「お湯の注ぎすぎ」には充分ご注意ください」とありました)
アマノフーズさんでは2019年11月に「一人鍋 海老天ぷら入り鍋焼うどん」を発売しています。「鍋焼き」開発のために2年間試行錯誤を続けたあと、今回の「天丼」への設計変更にあたり、さらに2年の開発期間がかかったとのこと。

中でも、お湯を注ぐ際、湯量が多いとたまごのふわとろ食感が実現できず、逆に少ないと2本の海老天がしっかりと復元できないといった課題があり、衣をできるだけ薄く付けることや、これまで揚げ物のフリーズドライ化で培ってきた技術の応用と組み合わせにより、試行錯誤を重ねて商品化を実現したという匠の逸品です。

ということでご飯も炊けたので盛り付けていきます。
本当に海老が出てきた!
ところで、パッケージには「お湯を具材にかけながら、ゆっくりと60秒ほど混ぜてください」とありましたが、壊れそうで怖かったのでこのまま行っています。結構上手く作れた感じですが「とろみが出てきたらご飯にかけて」ということなので、本当は、今の写真以上にさらに見た目が海老天感が出るのかも…。

この状態からだと心配だったのでスプーンで持ち上げて盛り付けました。
動画
動画も撮ってます。
こちらが完成写真。
どーん。

結構大きい海老。しかも二匹!匠の技術、すごすぎる!とテンションも上がりますねー。これは。
かんじんの味の方は果たして…
真顔でコメントしますが、海老天丼としか言いようがないです、これは。お湯をかけて復元するタイプのため商品名の通り「海老天とじ丼」、おつゆがたっぷり染み込んだ状態のふんわりしたタイプの天丼でした。

尾つきの海老はしっかりと歯ごたえがあり、だしの効いたたまごもふわふわ。天ぷらの衣が汁をすったあの油感なんかも本物そっくり(本物なんだけれども)に美味しく愉しめます。

正直、フリーズドライ食品をナメていました。タクアンなんかも一緒に買ってきておくべきでした。是非偏見?なしに食べてみて欲しい逸品、常温で長期保存できるため、備蓄食のほか、キャンプなんかにも良いと思います。山の上で天丼を作って食べれるなんて最高かも。ごちそうさまでした!
商品概要
「フリーズドライの匠 海老天とじ丼の素」は2021年9月4日(土)よりアマノフーズより通販限定、数量限定にて販売。また、アンテナショップ「アマノフリーズドライステーション」でも数量限定での販売があるということです。
- 「フリーズドライの匠 海老天とじ丼の素」(アマノフーズ)
- 内容量:1食
- 湯量:140ml
- 販売価格:1,600円(税別)/セット(2食入)
- 発売日:2021年9月4日(土)
- 販売方法:通販専用
- 電話:0120-3046-81(通話料無料) 受付時間:9~19 時/日・祝日を除く
- https://www.amanofd.jp/
※アンテナショップでも数量限定販売
アンテナショップ「アマノフリーズドライステーション」でも数量限定販売されます。こちらも発売日は9月4日(土)からですが、各店舗1,000食限定、販売価格は800円(税別)/1食となります。
- 取り扱い店:アマノフリーズドライステーション東京店、横浜店、LINKSUMEDA店、札幌店
- https://www.asahi-gf.co.jp/special/antennashop/
取材ご協力
- アサヒグループ食品株式会社 アマノフーズ広報事務局さま(サンプルご提供)
- 記事中の写真は編集部による撮影