昭和の竜宮城に広がる大正ロマンの世界 「大正ロマン×百段階段」会場を紹介 #ホテル雅叙園東京 #百段階段 #目黒
東京都指定有形文化財「百段階段」(ホテル雅叙園東京館内、目黒)にて、企画展「大正ロマン×百段階段」が2022年4月16日(土)に開幕しました。※会期は6月12日(日)まで。
本展は、実際の昭和初期の文化財を舞台として華やかな大正ロマンと昭和初期の世界が紹介されるという企画展。大正ロマンを代表する画家・竹久夢二作品をはじめ、大正ロマンの世界観に影響を受けた作品で人気のイラストレーター・マツオヒロミ氏の大ヒット作『百貨店ワルツ』とのコラボレーション展示、ステンドグラスを配してモダンな喫茶室を再現した部屋など、建物全体で大正~昭和初期の世界を体感できます。
今回初となる、大正ロマンをテーマにした企画展。編集部では開幕前日の4月15日に会場を取材、展覧会のみどころと合わせてご紹介していきます。
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会場動画
会場レポート:「大正ロマン×百段階段」
「百段階段」は日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京館内にある東京都指定有形文化財。ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられたものです。7つの部屋の各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家たちが創り上げた美の世界が描かれ、昭和の竜宮城とも呼ばれています。
今回は、この「昭和の竜宮城」に大正ロマンの世界が広がります。階段を上がってみましょう。
大正ロマンの旅への出発(十畝の間)
文化財「百段階段」を舞台とした時を超える旅の始まりです。十畝の間では、大正ロマンをコンセプトとした着物のコーディネートとモダンガールの装いとともに、「お部屋でのひととき」「旅行へお出かけ」などのワンシーンをイメージした展示が大正ロマンの旅への出発へ誘います。