9割弱の親が子供の安全を気にしている
「オレンジページくらし予報」では、国内在住の小・中高生の母親を対象に、「子供のしつけ・安全」について調査しました。
その結果、以下のような結果となりました。
- 「自分が子供の頃に比べると、子供の環境(安全面)が変わっていると感じる」91.9%。
- 「子供の環境は安全だと感じますか?」については、「あまり感じない」「感じない」37.2%、「どちらともいえない」47.4%。
日本は安全な国だと言われていますが、子供が巻き込まれる事件があるのも事実。万が一のことを考えれば、子供のことが心配になるのは当然です。さらに現代は働くママが増え、核家族化も進み、一人で過ごす子供が増えているので、なおさら子供が心配だという親は多いことでしょう。
子供にスマホを持たせたい!でもSNSやゲームはしてほしくない
調査をすすめていくと、「子供の居場所の把握や連絡用に、小型GPS端末や携帯電話、スマートフォンなどの端末を持たせている」親が、小学生では約30%、中学生では約60%、高校生では90%以上いることが分かりました。子供の安全を確保するために、小型GPS端末や携帯電話、スマートフォンなどを持たせていることが有効な手段であると考えているようです。
しかし、端末を持たせると、別の問題も出てくるようで…。単純に端末を持たせたから安心だということにはならないようです。その別の問題としては、小学生の場合「携帯電話をかけても出なかった」が最多の解答。中高生の最多は「ゲームやSNSなどをしすぎる」でした。
子供の安全を願う親の思いを無視して、子供たちは自由気ままに端末を使いこなしているようです。親としては、端末を持たせても子供が出なければ安全面の確認ができませんし、ゲームやSNSばかりされても学習面に影響が出て心配です。多くの親が安全を確保するために端末が有効とは考えているものの、端末を持たせて生じる問題に悩んでいるようです。
親と子を繋ぐ見守りサービス
親が子供に端末を持たせると、「子供が電話に出ない」「ゲームやSNSなどをしすぎる」という問題がどうしても起こりやすくなりますが、今はこうした状況を打破してくれるサービスがあります。そのサービスとは、いわゆる「見守り」に関するサービスです。
見守りサービスといっても様々なサービスがありますが、代表的なのは東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本・東京都・渋谷区)の「まもレール」です。一人で電車を利用する子供が、駅改札を通過したことを、保護者にメールで知らせてくれるサービスです。
これなら、子供と連絡が取れない状況でも、子供の行動を手軽に把握することができます。見守りサービスは、子供の安全を確実に把握するために求められているサービスだといえるでしょう。
「まもレール」の概要
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本・東京都・渋谷区)の見守りサービス。セントラル警備保障株式会社との共同事業で立ち上げている見守りサービスです。
- サービスエリア JR東日本・首都圏主要路線の全244駅
- 利用金額 月額500円(税抜)
- 利用可能なカード Suica、PASMO(記名式)
今回の記事について
オレンジページの読者モニター「オレンジページメンバーズ」へのアンケート調査の結果についてのプレスリリースをもとに構成しています。
